青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

尾玉なみえ

尾玉なみえ」という漫画家がいます。ギャグ漫画家で非常に濃ゆい漫画を書く人です。ギャグ漫画にもいろんなタイプがあると思いますが、尾玉なみえの書くギャグはほぼ、大阪の漫才です。ボケと突っ込みが明確で、濃ゆいキャラが出てきて。あまりに濃すぎてどの作品もすぐに打ち切りになるので、その存在は以外にマイナーです。
ふと気が付いたら新刊が2冊出てて思わずアマゾンでがっつり購入してしました。『スパル・たかし』。ローマ帝国とか(?)が栄えた時代のグラデュエイターたちの話です。でも、内容は穂頓悟関係ありません。全編、濃く、ちょっと下品な尾玉ワールド全開です。正直ほかの漫画と似たような展開なんですが、そのべたべたのギャグには悶絶するしかありません。
もう一冊は『ロマンティック食堂 尾玉なみえ短編集 1』短編集です。なぜか同じ漫画の同じ話の別バージョンとかいっぱい収録されています。これ見たらやっぱり気づくんですが彼女の漫画は「吉本新喜劇」とかのノリなんですよ。おんなじようなキャラたちが、ちょっとだけ世界を変えて壮絶なボケと突っ込みを繰り返す。それがファンにはたまらんのです。
こんな特異なギャグ漫画家は他にはいないかもしれません。貴重です。保護すべきです。
ちなみに現在まで「純情パイン 全1巻」(絶版らしい)、「少年エスパーねじめ 全2巻」、「アイドル地獄変 全一巻」と単行本が出ています。どれもすばらしいクオリティーで打ち切られています。まぁ、彼女の作品は一話一話勢いだけなので打ち切りとかあんま関係ないですが。これからもがんばれ「尾玉なみえ」。