青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

テキサスチェーンソー・ビギニング感想

見てきました。レイトショーで。客15人ぐらいしか入ってなかったぞ。
元祖「悪魔のいけにえ(邦題)」リスペクトな内容。ほぼ、Part1のプロットと同じ展開。ただ、キャラが少々変わっているのは前作「テキサスチェーンソー」仕様なんだろうな。元祖リスペクトすぎて見てて展開がほぼ読めてしまうのはつらいところ。スクリーンプレイはCGに頼らず昔ながらの血糊たっぷり。ゴアシーンは結構あるほうだと思うがどうも肝心のところはカメラワークでごまかすのでそれほどきつい印象はない。しかしながらいまどきこんな昔ながらのゴアシーンがスクリーンで見れるとは。その辺はなかなか良かった。
外のシーンもできるだけ元祖の雰囲気に近いフィルムの感じを出そうとしている感じを受けた。なかなか雰囲気がある。
ストーリーは一応殺人一家が仕事を始めるときからの話なのだが、前述の通りほぼ元祖の内容。しかしながら、犠牲になるカップルを無駄に長く生きさせるところがどうにももたつく印象を受けた。このシリーズの一家は人間を単なる家畜としか見ておらず、何の感情もなくあっさり捌いて行くところにえもいえない気味の悪さがあると思うのだが。一応一家VSその他の構造をとりつつストーリーは展開する。今風だ。
外の道でのやりとり、不気味な地下工房、レザーフェイス、チェーンソー、怪しい晩餐会、レザーフェイスとの死のチェイスとオマージュシーンはこれでもかと出てきて旧作ファンはにんまり。
でラストはそういった原作ファンを軽く裏切って話は終了する。っていうかさ、終盤レザーフェイスちょっと超自然的な印象を受ける特にラストの出方はかなり苦笑。それはちょっと、と感じてしまう。
原作ファンならあまりに印象的なラストカットがどうなっているかもある意味この映画の見所。見た瞬間はえーーーー、って感じだったが思い返してみるといろいろと感慨深いラストだった。
とにかく古き良きスラッシュゴアムービーを楽しめるという点で非常に良くできた映画だと思います。原作を知らない人ならかなり理不尽な内容にショックを受けるかもしれません。個人的にはお勧め。
(追記)
と書いたけど、一般的にはこれはかなりグロイ映画となるらしい。その手のに耐性がない人は要注意。俺は有名なゴア映画を見あさった人間だから感覚麻痺してます。