青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

ダイエット

ポイントをいくつかまとめておきます。

(1)体内脂肪が生成され蓄積されるメカニズムは、急激に上がった血糖値(血中グルコース)を下げるためにインスリンが過剰に放出され、余剰なグルコースを脂肪に変換し蓄積。こうすることで体で代謝できない分(肝臓、筋肉、脂肪細胞に取り込めない分)の血糖値を落とし、血糖値を常に一定に保とうとする。また、脂肪変換をしている最中は脂肪燃焼は行われない。


(2)食物成分の3台要素である、糖質、脂質、タンパク質はそれぞれ吸収のシステムが違う。基本的に血糖値を上げる要素は糖質であり、糖質はその吸収性の良さから食べた分の糖質が短時間で一気に血糖値に反映される。そのために、急激な血糖値の上昇が発生し、(1)のシステムにより脂肪燃焼が止まり、脂肪が生成される(=太る)。


(3)血糖値の低下が起き飢餓状態が発生すると、体を動かす燃料システムがグルコース代謝から、脂肪酸を変換してケトン体にしてケトン体を使用する代謝モードに体が変わっていきます。これは、人間が多少の飢餓状態であろうとも生命活動をきちんと維持できるためのシステムであり、体内脂肪の蓄積も本来は飢餓状態を回避するための蓄積システムの一部であると言うことです。


(4)ケトン体代謝は飢餓状態(血糖値が低い状態)を維持すれば維持するほど活発になり、効率よく脂肪を燃焼していくようになります。しかし、体は少ない代謝で動けないといけないために、自然に基礎代謝を減らすようになっていくようです。


(5)飢餓状態の時は基本脂質を燃料として動きますが、タンパク質も少し燃料として使い始めてしまいます。つまり筋肉を燃料に変えてしまいます。それを阻止するためにも、飢餓状態時の食事でのタンパク質摂取は重要です。


(6)食後の運動が有効な理由は、(1)のシステムが働いているときに代謝するグルコース量を増やすことで脂肪変化されるグルコースの量を減らすことが出来るためです。


(7)ダイエットの基本は基礎カロリー>摂取カロリーです。いくら脂肪燃焼モードの体であっても、十分なカロリー量が有る間は血糖値が高く維持されてしまい、あまり効率よく脂肪を燃焼しません。カロリーが多い時は飢餓状態ではないと言うことです。
(個人的にはこの説明、少し疑問があります。ちょっと論理破綻があります。)


(8)逆に太るのは(1)のシステムが発動したときのみです。ゆえに、カロリーを多く摂取しても、血糖値に反映しない内容であれば、体内脂肪は絶対に増えません。ただし、(7)のシステムのせいで痩せもしません。単純に食べた分が体内に残留している間、残留している分の体重が増加します。当然排出すれば減ります。


(9)お腹が減るのは胃が空っぽになったからではありません。血糖値が低下したから発生します。グルコース代謝の割合が減り、ケトン代謝メインで動き始めると、消費血糖値が緩やかになるために、なかなか血糖値が落ちなくなります。そのためにお腹が減らなくなります。お腹が減らなくなると言うのはダイエットにおいては大事なことだと考えます。


以上、サキコ理論もほぼ同じようなことが書いてあると思います。

この上の理論で考えるといろいろと面白いことがわかるんですが、文章長いしまた次の機会に。