青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

日本の技術屋(を使うやつ達)

なんかねー、最近多くの経営、営業層の人間、さらに財布持ってる人たちが大きく勘違いしてることがあると思うんだよ。サービス、安全、娯楽、品質、全てただじゃないし、お金がすごくかかるんだぞ?ってこと。日本人て、こういう目に見えにくいものっていくらでもダンピングできる、って信じて疑わないよね。実際の値札が付いていないもの以外の価格は0で当然みたいな。そうやってダンピングして、いい物が手に入るなんて夢みたいなことを思っているんだよね、みんな。実際にサービスをやってる人間以外の人たちは。
でもそんな甘いことはどこにもねーんだよ。金がなければ手抜きのサービスしか受けれない。安全は無料では生み出せないし、ダンピングした安全は適当と言うものになる。ゼロ円の娯楽はただの釣り餌。品質なんて上辺だけ。書面のデータだけつじつま合わせて「問題ない!」とGo!を出す人たち。そりゃね、原発もおかしくなるし、ATMも止まる。どんなシステムも平常時にやっと動いてるふりをしているだけで、ちょっとでもへんなモードに入ったとたんボロボロ。作ってる人はたいていわかってるんだけど、そこまでダンピングされると作る余裕がないからね。テストも同じ。危ない場所わかっててもそのコスト、期間ではつつけない。つつくと大問題になるし。でもデータシート上では無理やりOKな数字を作(OKじゃなかろうが、OKにしないと上が納得しないから結局無理やりつじつまを合わせるだけ)って、上はそれを見て「やれば出来るじゃないか」と満足。金を握ってる人たちはみんな満足。内部では「あーあ、何も起きなきゃいいけどねぇ」っていつも思ってる。作るほうもコストかかってないから出来の悪いのばっかだしね。ベテランは金がかかるし、いい物を作ろうとするから(いい物を作るにはコストがかかる)からいらない。そうこうしてるうちに現場は作ってるものがいいものか悪いものかすら判断できないクソばかりになってる。
ちゃんと技術を伝承しなさい。技術に金を払いなさい。頭脳労働を認めなさい。現場を見なさい。