青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

今日の走行

最近ちょっと頻度が落ちてる気がするのは、雨のせいとちょっと乗り方がロードっぽくなってきてて速度と距離ばかりを求めて同じようなコースばかり走り、ちょいと飽きが来てるせいもある。オレなんでMTBなんて買ったの?って、山を走りたいからだろ。道なき道を走破したいからだろ?と言うそもそもの原点を見失いつつある今日この頃。
しかしながら山科と言う地形は「山科盆地」という小ぢんまりとした盆地であり、どこに向かうにも必ず山越えを要求される地形。

町自体計画的に作られた感じではない住宅街であり、道はどこも昭和クオリティで狭くて走りにくい整備の進んでない道ばかり。かといって山はどれも霊山かつ険しい山で斜度何度よ?って山道しかなく、自転車で走るなんてもってのほかって道ばっかり。林道を気持ちよく走るMTBライフなんて夢見てたら、登りは単なる自転車抱えた拷問登山。下りは直滑降かよ!?って言う超本気ダウンヒル一直線。ほんとこの町はなんて自転車にとってやさしくない町なんだ。

それでも道を求めて走るのです。今日はまず山科駅方向へ。今日の飲み会の店を軽く下見してそのまま駅を超え北へ。前に一度行った毘沙門堂へ。前辛かった坂も慣れた物だ。この前は毘沙門堂で写真撮影してUターンしたのだが今日は大文字山方面へどんどん昇っていく。今日はちょっと薄曇だが日差しもあり湿度も高く、正直暑い!って天気だったのが、山に入った瞬間温度はぐっと下がり、湿度はさらに高まる。正直気持ちよい。そのまま山に入っていくと道は砂利道に。それでもまだ車が走れる道。さらに進んでいくと車道はゲートでふさがれ脇に歩くのがやっとの本気山道が。それでも斜度はきつくなかったのでそのまま入っていく。路面は枯葉がまだしけっており、その下の山肌は当然しっとりておりタイヤのグリップは最悪。途中から斜度がきつくなるにつれて、道の脇にあったと思われる小川っぽい溝的なところに大量の水が流れて道を崩し、その溝に枯葉が山ほど積もると言う最悪なコンディションに。そのくぼみに入るとタイヤは完全にグリップを失い前に進めなくなる。崩れ残ったわずかな道を選んで自転車を押して上がる。早速拷問登山の開始だ。それでもひたすら登っていくと、今度はもう階段だ。抱えて上がるしかない斜度。気温は低いが高い湿度で汗が流れ落ちる。
それでも上に上っていくのはバカと煙は・・・ではなくもう少し昇ったら明らかに頂上だからだ。それが終われば下りと言う爽快感溢れる天国が現れるからだ。そう信じて自転車を抱えあがる。ついに頂上を向かえ、そこから見た光景は…。
「崖じゃん!」いや道あるよ。あるけどさ。歩いてなら降りれるさ。こんな悪路面の超下り、しかも狭くてつづら道。どう考えてもまっさかさまに落ちて行く絵しか頭に浮かばない。こんな道勢い良く降りれるのはカモシカぐらいのものだ。
こうなると拷問はPart2、前作をはるかに上回る大スケール!って訳で自転車を抱え悪路を滑らないように慎重に降りていくのは上りの数倍キツイ。そりゃもうキツイ。一瞬でも気を許せば足は滑り、自転車は大回転し山を落ちていく。そんな危険な状況下で進んでいくともう汗は滝のように流れる。ぽたぽた落ちていく汗が邪魔に思える。
そろりそろりとかなり降りたあたりで斜度がなんとか許容範囲になったところから、いよいよダウンヒルの開始だ。今日コンピュータを持ってこなかったのが惜しまれる。かなりの速度が出てるに違いない。段差があろうがビビッてはいけない。飛ぶ気で行け。怖くてもフルブレーキはダメだ。回転する。足を着くな。こける。と言うわけで勇気と言う名の無謀なチャレンジで山をただ滑り落ちて行く。こんなのは自転車走行ではない。走ってない。滑り落ちてるとしか思えない。
山を一気に下り落ちる数分。まさにこの間の感覚は通常生活ではなかなか味わえない。目と頭は冴え渡り一瞬で駆け抜けていく超悪路の状況を逐一拾い、体に必要な支持を出す。体は自転車が伝える路面のフィードバックを最大限に拾いそれに対する対応を行う。すざましい疾走感。下手したら吹っ飛ぶスリル。毎日部屋に篭って仕事やゲームしてるだけじゃ絶対に味わえない快感だ。

あれだけ苦労して登った山もダウンヒルにかかれば物の数分で下りきる。頭は興奮ですっかり高揚し、全身の筋肉は絶好調の状態だ。滝のように流れ落ちる汗はうっとおしいが全く持って心地よい。
その勢いで帰りは飛ばして帰る。

今日は久々に地図。ただし山道は適当。地図に載ってないからね。実質14-5Kぐらいか。運動量は半端なかったけど。1時間15分程度。
うーん。WG-1GPS買おうかなw