青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

荒木比呂彦の奇妙なホラー映画論

ジョジョの作者荒木比呂彦氏のホラー映画100本紹介本。漫画じゃないです。やっぱこの人すごいなぁって正直思いました。たぶん古今東西ホラーを相当見まくってる。ジャンルも問わず、下品、ゴア、狂気ものなんでもこい。定番の名作はことごとく押えられている感じです。さらに2000年以降のホラーもいろいろ紹介されているのが心憎い。たぶんこの人本には書けない様なえげつないのも見まくってるだろうな。で、そういう真にマニアックな作品の紹介はされてないが、時々文面からそういうバックにある作品群を匂わせている感じは十分に受けました。こういう人だからジョジョとかで悪人が徹底的にどす黒く描写できるんだろうなぁ、と思う。冷徹な展開、徹底した人体破壊好きみたいなところもジョジョで良く出てるなぁ。でも、それを綺麗に書く。
ここ10年ぐらいホラー映画からはかなり離れていた自分だけど、久々にいろいろ映画を見たくなった。ジョジョ好きだけどホラー映画ってどうも抵抗が・・・、なんて思う人にぜひ読んでみてもらいたい紹介本です。ちなみに挿絵もすばらしい。

荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)