青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

ゲド戦記

夜テレビでやってましたね。最初見逃して中盤以降は寝てましたけど。ちゃんと見てないから良くわからんけどCM多すぎ。どれだけぶつ切りやねん。もうテレビ局の悪意しか感じないね。ただでさえカット割がテキトーでテンポ悪いのにそのあいだあいだにCM挟むとか。もう前のカットの記憶飛ぶレベル。なに見てるか良くわかんねぇ。あとジブリって内容はともかく美術とアニメーションの出来だけはすごくこだわってる、ってイメージだったんだけどなんだこの美術?背景とかひどいなぁ。こういう指摘したらたぶん、わざとそうしてるんです!って言うんだろうがひどいものはひどいよ。書き込みがテレビレベル。アニメーションもお粗末だねー。やたらキャラのアップが多い(・・・)くせにキャラの表情描写に繊細さがない。なにこれ?って感じ。さらに演者も最悪。ジブリお得意の素人参加型だけど、監督に演出力がないから全く扱えていない。棒読み。せめてココぐらいプロの声優使ってフォローさせりゃいいのに素人に素人使わせるとか、ほんとココのプロデューサーは頭おかしいな。正直このアニメ、大失敗作と言われるけど原因は完全にプロデューサーだろうが。素人監督がやるんだから、プロのバックアップでやらなあかんところを、大名人が使う繊細な材料だけを渡して「オヤジと同じように料理してね」って。正直「千と千尋」以降のジブリ作品はネームバリューの切り売りをしてるだけの会社になっちゃったねぇ。若手の育成に完全に失敗してるわ。個人的にはあのパヤオ君の才能におんぶに抱っこしてただけの無能プロデューサーの責任だと思うけどねぇ・・・。まぁ、無能といってもこんな映画をネームバリューの切り売りで売り上げだけならヒット作品に仕立ててしまうセンスは流石なんだろうけど、先のことはなんも考えてないよな。確実にジブリブランドは磨り減り地に落ちて行ってるよね。まぁ自分らはどうせ老い先短いから、身包み剥ぐだけはいて勝ち逃げすればいいんだから気楽なもんだろうな。ふと今のジブリラピュタのようだなと思った。ラピュタの力=駿の力。天空の城=ジブリムスカ=Pのような。ラピュタはその力を使い果たし地上に落ちる・・・。


この映画がヒットした裏には口コミで広がったクソ映画評判ってものを逆手に取った感があるな。人の心にあるゲスな部分に巧く付け込んだ。あの天下のジブリ(=駿)の作った駄作ってどんなのか見て一緒にバカにしてやろう!七光りってやっぱクソだよな!成功者を小馬鹿にしたい!ってね。そういう意味では大成功だろうし、また面白いのがネットとかの声を出して評価する人々(主:ブロガー)がだいたい声をそろえて「思ったほど悪くない」と評価してるのもまた面白い。あれだよな、世間はゲスな心で小馬鹿にしてるけどそんな作品でもちゃんと評価できる俺って「クール!」ってヤツだよね。やっぱり俺はこの映画多くの人がダメ出しし、評論家もダメ出ししてるしやっぱつまんねぇと思うよ。で、そうやって今年また吾郎君の「コクリコ坂」であれだけ大失敗作を作った息子君が起死回生を賭けたこの一本。「まぁ騙されたと思って見てやって下さいよ」という声が聞こえてくるようで。で、またゲス心から「やっぱダメなもんはダメ」を確認しに行く、と。やめて!ジブリのHPはもう0よ!って感じ。