青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

なると

ほぼ全巻借りてきたのでずーっと読んでた。以外にネームが多く序盤は結構進まなかったが20巻前後ぐらいからはかなりペースアップして読める。ただおれの頭が悪いのか、説明の構成が悪いのかは知らないがいろいろみんなが知略を凝らして戦ってるようなんだがあんまり頭に入ってこない。駆け引きの見せ方があんまりよくないんだろうな。内容は面白いと思う。ジャンプフォーマットに従うパワーバランスのインフレ現象には少々辟易するところはあるが、某海賊漫画ほどのとってつけた感は無いのでまぁいい。あと割といっぱい魅力的なキャラが出るんだけど主人公と敵役のパワーインフレゲームについていけずすぐ埋もれてしまうのももったいない。
某人気海賊漫画と違ってこっちのお話は素直に入っていけるなぁ。ナルトは全体的に人間の負の部分にスポットを当てた内容が多く、どのキャラも泥臭い感情を引きずりもがき苦しむ。作品のキャラの扱いも非情ですぐ死ぬ。悪人がきっちり糞野郎に描かれているのもよい。感情移入しやすい。
ワンピースが好きになれない要素の一つがここにあるんだよね。なんか知らんが出るキャラ出るキャラみんな超アッパー系。前向き。敵役もみんな俺は俺の主義を貫いてるだけ!みたいな感じでゲスな奴が全然出てこない。あー、この糞野郎がやっと主人公にぶっ飛ばされたー、ってカタルシスにかけるんだな。なんかみんな綺麗事の世界に住んでるのが鼻についてしょうがない。


結構たっぷり読んだが、50巻当たりからちょっと覚めてきたかも。第4次忍者大戦あたりから。登場キャラが増えすぎてるし、構成が悪いのでごっちゃごちゃで読みにくい。今まで出たキャラが味方に!って展開の方が素直に燃える。一度苦労して倒したキャラがあっさりばっさばっさと倒されるのは正直何とも。まだ全部読み切ってないけどなんとなくこの辺からみんなの心が折れていくのがわかる気がする。