青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

性根

かなり昔から認識していた。それこそ小学校時代ぐらいから。あるいはもっと以前から。自分はなにかの事象に対して熱狂的に入れ込み、我を忘れるようなことができないなぁ、と言う事。小さいころは所詮狭い世界なのであまり違和感は覚えないが、高校ぐらいになって、気づく。なんかほかの人がミュージシャンとか俳優とかスポーツ選手とかそういう人たちを尊敬し、愛し、入れ込む姿を見て自分がそういうことが全くできないという事に。よくわかんないけどダメなんだな。好きなんだけど熱狂できない。すごく引いている。斜に構えているというかなんというか。
今回のコンサートでもそういうのを強く感じてしまう。周りが熱狂的に盛り上がっていれば盛り上がっているほど、どんどん引いて行ってしまっている自分を感じている。TM好きだし、曲もいいと思うし、のってるよ。自分的には。でももう常にいろんな事考えてみちゃってるんだよね。俯瞰してる。ビデオ見てる。そんな感じ。でいつもそういう自分が嫌いでしょうがなかったんだよな。で、そんな自分が前から2列目中央付近なんてベストポジションでライブに参加しているのが申し訳なくなってくるんだよ。前でケツ振って踊ってるおっさんがいて、周りでは人差し指立てて振ってる人たちに埋め尽くされ、そんな中自分は「ええぇ〜…。無理っすよそんなノリ…。」ってどんどん引いてしまう。声は出せるんだけどねぇ。なんか楽しみ方を共用されるのも嫌だし、人差し指を振り上げたって、腰振ったって、何の共有感も感じないんですよ。そういう人間だっているんですよ。でもその中では自分は圧倒的なマイノリティなわけなんですよね。ほんと申し訳なくなってくる。でしまいには、あー自分はライブとか合わないのだろうねぇ。もう行かない方がいいのかなぁ?とかネガティブになってくる始末。
楽しいんですよ。これでも。でもこの距離感では参加できないんですよ。一体にはなれない。ああ、めんどくせぇ。