青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

貯蓄

物を貯めるのは人間にとっては自分自身だと思っている。あれは人間の技術であり、知識であり、筋肉であり、贅肉なのだ。体の中に蓄えるのではなく部屋、家と言う鎧の中に蓄える自分自身の一部なのだ。蓄えは人間を豊かにするはずなのだが、蓄えすぎて管理ができなくなるとそれは肥大化していく一方。ひとが部屋にモノを貯めこむのは不安の象徴なのだ。自分の本体に足らない何かを持ってきて部屋に溜め込み安心する。
でもそれは違うんだな。いくらため込んでも幸せにはなれないし外に出てしまえばそのモノは何の役にも立たない。籠っている時だけの安心なのだ。でも籠っている時はそんなにトラブルも起きない。結局必要無い物なのだ。自分自身に貯蓄できない物は結局あまり役に立たない。外に出るときに持って出れるわずかな物だけでよいはず。あとは部屋の中で快適に過ごせれば。
最近は部屋の外でもそういう傾向な人がいるのも事実。やたら大きなカバンを持って歩く人たち。ああいう人たちはきっといろんなケースに備えていろんなものを持ち歩いているのであろう。でもたいていそんなものは役に立たない。杞憂というものだ。人間には残念ながら予知能力などないのだ。今の世の中シンプルにお金を持ち歩いていれば大抵のことは何とかなるものだ。財布一つで良いんだ。だから自分のカバンはすごく小さい。基本的に入れるものが財布しかないからだ。正直財布ですら邪魔に思えて仕方がない。カバンを持って歩くと、カバンをなくしてしまうようなリスクもある。だから最近飲みに行くときはカバンすら持たない。財布も持たない。必要な電子マネーカードと現ナマ。これだけだ。クレジットカードも持ち歩きたいがあれは落とした時のリスクが大きいのであまり持ち歩かない。現ナマは必要な分だけ持ち歩くのでたとえ落としても損害はそこで終わり。電子マネーも同じく。なにも持ち歩かないのはほんと気楽でよい。