青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

青空を目指して、飛べ!

なんだろう。作業内容を明確な要求をINPUTとして与えてやれば、とても丁寧にそれなりの精度ど速度で物を作ってくれる。これはこれでとても大事だし通常の業務をやる分に関しては十分の能力だ。
ただ要求が不明瞭、おおざっぱなINPUTを渡されて、相手が求めているものを何とかして探り、考え、与えられてない情報はこれまた何とか補完してゆき、必要なものを組み立て、作っていくというモノづくり作業になった瞬間にさっぱり機能できなくなる。何を作っていいのかわからない。何を質問していいのかわからない。これの意味が分からない。そこで停止してしまう。必要ならいろんな勉強をし、相手と交渉して意図を読み取り、イメージを固めつつ物を作ってゆく。こういうことがさっぱりできなくなる。
そりゃぁまぁ適材適所の考え方でいえば彼はやってほしい作業を与えるだけなら十二分のぱふぉーまんすを発揮することができるし、そもそもそれすらできない奴らもごろごろしている現状においては彼は立派にできる人間だ。
ただ、やはりモノづくりという観点からいうといろいろと不充分に思えて残念で仕方がない。考えて仕事を回せるようにならないとリーダー作業、SE的作業のようなことが一切できず結局下っ端で使い潰されていくのが口惜しい。本人はそれでいい。目立たず地味に仕事ができればそれでいい、っていうのかもしれないけど、そんなスタンスではワープアから抜け出せるはずがない。余計なお世話かもしれないけど、積んでいるCPUは俺なんかよりよっぽどいいものに見えるだけにもったいない。
せっかく自由な世界でのふるまい方を教えていたんだが、いきなりの引き抜きで、またすべてをかみ砕いて食べさせるだけのリーダーの元に戻ってしまう。本人は気楽になるかもしれないが、それは同時に自分の道を閉ざすことになる、と気付いてほしい。