ふと出勤時の車の中でなぜかこんなことを思った。ああ、そういえば昔新しいゲーム機を買ってきたときって、すっげーわくわくしたよなぁ。新しいゲーム機を接続し、新しい唯一のゲームをセットし、それを始めてやる。喜び、そして落胆。そんなの含めてすっごく楽しかったなぁ。って。
なんか大人になっていろんな経験して、病気になって。いつの間にか何を見ても、何をしても、そんな高揚感が無くなってしまったなぁ、ってふと思った。まぁそれが経験を積む、ということなんだろうけどなんか寂しいな。知らないことを知ることは楽しく、満足感があるし、物事を深く洞察し考察し理解する。それも知的好奇心が満たされる。でもそんなことを積み重ねていってふと思う。あれ？なんか何見ても刺激が薄い･･･。
たぶんもっとやりたいことはいっぱいあるはずなんだけど、いつの頃からだろう。いろんな理由でそういうのを抑え込む癖がつき、気がつけば体力は低下し億劫になり、気持ちは穏やかに。これが老いというものなのか･･･。
まだ見ぬ新たな世界を見てみたいなぁ･･･。
とここまで書いて、とある想いが蘇った。いつまでたっても自分は満たされることは無いんだろうな、と言う漠然とした予言。でも今はそれなりに満たされていると思うんだけど。でも満たされてくると今度は飢餓感を求めているってね。もうね、病気だよね。
