青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

パシフィックリム・アップライジング

前回作はハリウッドが描く、実写版日本的巨大ロボットもの、ということでハリウッド十さyの微妙な現実感と日本の巨大ロボット文化が奇妙なマッチングを見せ、コアなファンに驚きと賞賛とで評価されたヒット作。自分も見たがなかなかいい出来だった。
ただ前作はあれはあれでいったん完結を見せた話だった。もう怪獣は出ないはずなのに続編とな?と少し怪しい。さらにそこそこのヒット作の続編、という割には宣伝がすごく弱い。配給側に売る気が感じられない。GW直前にひっそり始まり、GWぐらいにひっそりと終っていった。まぁあれだ。見る前から地雷臭漂う映画だったというわけだ。
しかもその日自分は体調がイマイチ。なんか夜もしっかり寝れなくて朝早くから起きてしまい、しかもろくに昼寝も出来ず。そんなイマイチの体調にこの映画はきつかった。
序盤からなんか全然知らない人物たちが、小さめのメカでなにかやるシーケンスが続く。しかも長い。もうね。絵のどこにも求心力がない。おかげですやすやと気持ちよく寝れた・・・。途切れ途切れで聞いて、見ているのだがさっぱり頭に入らない。っていうか見たい気にならない。敵側のロボットが出るあたりでやっと少しはマシになってくるんだが、何だろうこのどこかで見たことある感+これじゃナイ感。ロボット同士がガンダムハンマーやらロケットパンチやらで戦うんだが、なんかまんまエヴァとかのアニメを見ている気分にしかならない。しかも出来損ないの。巨大感を出すためかカメラは比較的メカに近づいてのカット割なんだが、メカの動きがやたらはええ。めまぐるしく飛びまわるカメラワーク。今の映画のFPSでは中割が少なすぎて目がついていかない。何が起きてるか理解しづらい。ああ、この感じ覚えてる。・・・初期のトランスフォーマー?何年前の作品だよ。トランスフォーマーだって学習してもう少し見やすいカット割り、カメラワークになってるよ。
一応前作と繋がりがある(らしい)キャラがごそごそ出て来るんだが誰がメインの主役なのかイマイチ綺麗に描けていない。多く出るキャラたちの掘り下げが時間の割りに浅く、誰にも感情移入が出来ない。キャラの関係性すら見えない。脚本がだめすぎる。ロボットは派手になり、エヴァやブチデザインの影響を色濃く受け、前作のロボットが持っていた重厚感は綺麗さっぱりなくなる。動きもエヴァ並に軽快だ。これじゃナイ感が溢れるね。中盤以降はメカ同士のバトルから怪獣とのバトルへシフト。舞台は東京へ。いろいろマニアックな小ネタをはさんでいるのもわかるが、なんかつまんない。物語はどこかで見たことあるような絵と展開の連続で前作あった熱いドラマは一切なくさくさく進みさくさく終る。
・・・。終ったが無言である。もう帰って寝たい。ただただしんどい。許して。あとでいろいろ調べたがやっぱりいろいろとグダグダな製作だったようで。ほんとつまんなかったわ。ラズベリーあげる。