青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

マネージメントもリーダーシップもそれぞれスキルであり、年をとったり現場経験を積んだら自然に蜜雲のでは決して無い。若い頃柄ずっと思い、ブログなんかには聞き続けたんだが、まだまだ時代はついてきていないな。いまだに年齢が上→偉くなる→リーダーシップもマネージメントスキルも持っている。と勘違いしている。
しかしこれはまだまだ自然なことなんだろう。だって、いまマネージメントやリーダーシップをとっている世代の多くが年齢を重ねる=身につく、と言う価値基準に凝り固まっているからだ。そしてそれは自分自身の身の上、今いる立場からくる経験則でもある。自分らは年をとって自然に出来てたから。って成功体験があるからだ。だからこの考えは今更決して揺るがない。しかし現実はそう甘くは無い。現代の仕事環境では仕事の規模、密度、精度、すべてが昔とは段違いの難易度となっているのだ。少人数で、飽和していない市場で、どんな手段を使ってでもざっくりした結果を出せば勝ってた時代ではないのだ。帰属意識の無い派遣人員を大量に抱えた大人数の大規模プロジェクトで、飽和しきった市場の中ぎりぎりのコスト感覚を要求され、コンプライアンスと声高々に叫び、いろんな決まりでがんじがらめに縛られ、身内から攻められ何とか仕事を進める。おまえら、成功させられるもんなら成功させてみろって言うもんだ。さらにそういう理屈の通用しない、頭はお花畑だが権力だけあるやつらが執拗な圧力をかけてくる。
中間管理職は単純に年功序列プレイングマネージャーを押し付けられ、多くはそんなスキルもなく、パワハラに踊らされ壊れていく。壊れた中間管理職からそのまま流れてくるパワハラは現場を疲弊させ、見てみぬ振りの不正が横行する。
日本の製作現場なんていまだにこんなものである。たぶん製造業だけではなく、たいていの現場で起きている現実だろう。