青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

ヒマの過ごし方

ここのところリリースなどがあり仕事が山を迎えていた。そのためほどほどの残業、忙しい日常を送っていた。今回の山はほんとに平穏だった。マネージメントがうまく行ったのか。体調を大きく崩すこともなく、精神的に大荒れすることもなく。そこそこのペースで山を乗り切れた。
リリース後、客の第一弾試験があり、そこそこ不具合はあったもののこれまた荒れることなく、昨日の時点で修正、再リリースの運びとなる。本来10月はもっと荒れる予定で計画されていたようだが、驚くほど素直に仕事が進みスケジュールの変更を余儀なくされている。スケジュールの変更なんてこの業界では日常茶飯事だが、それはほぼ確実にマイナス方向。間に合わない、品質が悪いそんなのでリスケするしかない、って言うのがこの業界の常だ。今回の自分らは真逆。うまく行き過ぎてリスクにとっていた時間がやることがなくなってしまった、と言うもの。なんだろうね、そりゃ。
やっぱりこういうときでも思う。いい物を工程どおり仕上げたら仕事がなくなる。ほんとこれ。どうにかならんか?ほんと出来高制なら今月は週休5日でもいいレベルだぜ?さらにいえば、仕事がなくなればまず切られる候補にあがるのが、われわれ外注。更に言えば俺とか会社同士のしがらみも少ない個人契約(正確には違うが)。ほんとに絆が薄い。どんなにスキルを持とうが、いい物を作ろうがそれが評価に直結しない。いつも言うが評価する、と言う概念がたぶん無い。そりゃやる気もなくなるというもの。
平和だ。つまりそれは暇だって事。ボロボロのプロジェクトは本とうらやましいよ。予算の続く限りだらだらと仕事は続き、尽きることの無い不具合は毎日のいい暇つぶしを提供し続ける。責任分散の仕組みはこんなことをやっていても誰も痛みを感じさせない。そんなぬるま湯で延々と仕事していられる人たちは幸せだ。
暇は悪いことなのか?やること無いけど出勤して席に座って何かしろ、って言うから遊んでたら怒られる。評価って言うのは上がらないけど、下がる方向には制限がかかっていないようだ。マイナス評価社会の日本では何もしないのが一番リスクが無いんだろう。緩やかな自殺でみんな知らないうちに余韻も残さず消えてゆく。そういう生き方が求められるのだろう。
まぁこんなことすぐ考えちゃうのは暇だって言うことなのよ。自分のスキルが自分を暇にし、自分の首を絞める。なんでだろう?なんでだろう?若い頃からずーっと悩み続けて。何度も諦めようとして。そのたびにいろんな人に引っ張り上げられ、結局いまもこうして悩み続けている。なんでだろう?俺の想いはいつか昇華できるのだろうか?
帰って彼女眺めて、ジグ撫でて、ギター弾いてお笑い番組見ていたいなぁ。ぶらぶら散歩したいなぁ。おいしいご飯食べに行きたいなぁ。みんなで飲みに言って大騒ぎしたいなぁ。知らない町で遊び歩きたいなぁ。USJ行きたいなぁ。
きっといろいろなものの賞味期限は思った以上に短い。今は当たり前のこの時間も突然は、その日は、やってくる。yesterday came suddenly。

うん。やっぱりヒマだ。辛いわ。