青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

暇つぶし

自分は常々仕事は暇つぶしと考えてきた。ただ座っているだけが苦手なので何か作業をしていたいのだ。だが、それと同時に根っからのめんどくさがりやでもある。とにかくあんまり意味を感じない単純作業は苦手で、そういう作業は「めんどくさい作業」と感じ、どうにかそういう作業を効率化できないのかと常に考えることで作業効率の高さを導き出してきた。ただ、それでどうにもならない「めんどくさい作業」は存在する。どう圧縮しても単純作業。更に言えばそのほうが効率的(イノベーションで切る余地が無い)な作業。こういうのは必要なければやらない、手を抜く、って言うのが若い頃の考えであった。
でも最近こういう作業を「めんどくさい」と定義しやりたくない、やることが苦痛と考えることは、仕事は暇つぶしの定義と矛盾するなぁと気づき始めた。暇つぶし的観点から言うと単純作業、めんどくさい作業も一個ずつプチプチ丁寧にやることが時間浪費としてとても優れているのだ。頭はあんまり使わないが、単純作業を間違えずにきっちりやる、と言うことは意外に集中力を使う。間違えてもよい、なんて考えるとその瞬間つまんない、眠い、ホントにめんどくさいだけのつまらない作業になってしまうが。ただ、ここで間違えたりすると、あとで多大なもっとめんどくさい修正が発生したり、余計な作業が発生するものなのだ。それは効率化の観点からして一番めんどくさくて面白くない作業なのだ。
そう思ったら単純作業も悪くない、と最近思えるようになってきた。一個ずつ同じ事を正確に繰り返すだけ。でもミスは許されない緊張感。結構新鮮だ。もし世間のライン工がみんなこういうポリシーで仕事をしているのならば、それはなかなかレベルの高い作業なのではなかろうか。だれでも出来るなんてとんでもない。一日中集中力を切らさず、一手一手確実に作業を行う。すごくレベルが高いな・・・。おれ正直単純作業を馬鹿にしてたよ。こういう観点で単純作業やったら眠くなくなってきたよ。ほんと単純作業はいい暇つぶしだ。