青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

歴史

学生の頃自分は歴史がたいそう嫌いだった。嫌いって言うか面白くなく興味がわかなかった。歴史にはまる人々が理解できなかった。歴史の教科書は単なる退屈でだるい、暗記をさせるだけの本だった。
日本の歴史といえば自分らの学生時代は信長の野望やらの戦国物が大流行だった。しかし自分にはその戦国歴史の良さは全く理解できなかった。ゲームも戦略、戦術には若干の興味があったが、武将に興味がもてず、ゲーム自体もさっぱり戦略性を見出せなかった為プレイしては投げた。やってはみたが単なる作業ゲームにしか思えなかったのだ。
世界史になるともっとつまらなかった。世界戦略ゲームも興味を持ったが、結局単なる陣取りでしかなくつまんなかった。三国志も同じく。
それが最近だんだん歴史が面白く感じ出してきている。30台に第二次世界大戦に興味を持ったのが大きいかな。戦争の顛末を知ることは歴史を紐解くことと同義だった。そこにはいろんな国の思惑があり、その思惑は歴史を知ることで意味が理解できた。同時に地理なんかも理解するとさらに戦争の意味が理解できてきた。戦争の歴史の中には当然印象的な人物が出てくる。それで初めていろんな人に興味をもてた。そうして自分は歴史を楽しい、と思えだした。
いろんな国の歴史をみるととても面白い。全ての歴史が、今の世界に繋がっている、というあまりに当たり前の事実が自分にとってはちょっと驚異的だった。今を知りたい、理解したい、と思うと自然に歴史を知ったほうが面白いことに気づいたのだ。
日本のことすら知らないことが多いことに気づく。なんとなく今の社会だけをみていたが、その下にあるいろんな歴史をみるとより今が深く理解できる。そして世界を知るとより日本が深く理解できる。そんな当たり前のことに気づいたのだ。
ほんとに学校の社会科ってクソだったな、って今思う。ただ単に、何年、何があった。というものだけを教える。イベントの発生年を正確に覚えることに何の意味がある・・・。歴史のイベントで重要なのはその発生順番だろう。でもそれは一つ一つのイベントの内容、意味を知れば全てのイベントが連鎖的に発生して言っていることが理解でき、そんなにずれやしない。学校の歴史はそういうことを一切教えてくれなかった。無知な俺はそのイベントを覚えるだけに意味を見出せなかった。流れを見出せなかった。そういう学習方法を理解できなかった。
アラフィフになってやっとそういうものが見え始めた。昔と違って求めるとたやすく資料が手に入るいまだからできる勉強だ。ここ数日はロシアの歴史に驚愕している。知ってるようで知らない世界だった。ロシアの歴史をたどると、やっぱり第二次世界大戦が絡む。ドイツが絡む。第二次世界大戦のドイツが見えると、そこに日本、イタリアが見え、またその影に中国、アメリカが見える、とどんどん連鎖していく。いやぁ面白いなぁ。なんか遅すぎた勉強だけどとても楽しいよ。