青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

鉄男

80年代のカルト映画。自主制作風の白黒エログロSF映画。もうなんか前衛的なのかとんがっているのかギャグなのか良くわからんわ。日本の特撮物の影響やデビットリンチやクローネンバーグとか、カルト映画の影響も相当感じられそれを独自のミュージックビデオのような感性でまとめている感じか。エログロっぽく見えるシーンもかなりあるんだけど、ちんこがドリルになってたりとあまりにも逝った演出は通り越して狂気と言うよりはギャグっぽく見えてしまう。ストップモーションを多用した飛び飛びの映像もスタイリッシュにも見えるが相当見るのに体力を要求する。正直眠くなる。ストーリー展開はあるんだけど、言葉はほぼ無い展開なのでわかり難いし、映像に重きがおかれているため展開は散漫でわかり難い。
なんというか昼寝した時に見てしまった悪夢のような映像だなぁ。ぎりぎりの感性で作られている映画のように見えるから好きな人とか、若い頃、リアルタイムで見た人たちには強烈な思い入れは産み出しそうだとは思う。ただ自分のようにもうそういう時代を終えてしまって体力も減っている人間にはただただ疲れる映画。気持ちはわかるが。ラストはあまりの眠さに飛ばしながら見てしまった。