青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

スパイダーマン

オープニング10分は見れなかった。あんまり問題はないけど。さわやかな青春ラブコメヒーロー物の本作。MCU映画はどんどん大規模に、重くなっていってエンドゲームで頂点を迎えた直後の作品。エピローグ的意味合いも強い。それにしても作風はライトで軽く小規模でなんかいい意味で肩透かしを受ける。あまりつながりを考えずスパイダーマン単品で考えるとこの規模感で正解なんだけどね。隣人だしな。話の展開はスピード感があり退屈もしないし、お話自体も2転3転とするあきの無い展開。ラブコメのドキドキイライラを展開しつつ、消えていったヒーローたちへの思いもはせる。そういうなんとも青いはかない感じが良く出ているいい脚本だと思う。アクションも手馴れたもの。スパイダーマンの縦横無尽のワイヤーアクションを緩急たっぷりに、カメラの遅れも無くFPS不足も感じさせず綺麗に見せる。内容的にヴィランとの一対一の戦いのようなシーケンスは無いけど十分だ。今後のMCUシリーズへの引きもしっかりあるし、スパイダーマンのストーリーとしても引きは超強目。
もう満点の映画だろうね。ただなんか自分は相変わらずすこしひねくれてて、なんかこの隙の無い優等生な出来になんとなく物足りなさは感じている。スパイダーバースのような「おお!すごい!」って言う、感情を揺さぶられるようなところは一切無かった。しばらく明確なMCUシリーズの封切予定はないしい一段落ですね。