青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

地獄でなぜ悪い

劇場で予告編やっててなんじゃこれ?と思ったのが心に引っかかっていたようで見つけてすぐ見た。
学生のころから映画を撮りたくて集まっていた中よしグループ。しかし実際にはちょっとした予告編のような映画しか撮っておらず理屈ばっかりこねく回して何もせず気が付いたら大人になっていた。でも相変わらずグダグダ集まっているだけでそろそろ嫌気がさしてきた。そんな時にやくざの抗争がありなぜかそのやくざが映画を撮る必要がある、ということになり、偶然が重なり彼らがその映画を撮ることになる。彼らはやくざの討ち入りを映画にする!と躍起になり物語は大暴走。やくざ同士の血で血を洗う殺し合いを、ほとんどブレインデッドのクライマックスのようなドタバタ大スプラッター大会として撮影。このスプラッター大会がこの映画の見せたいところ。演出的には全然リアルではなくファンタジー感あふれるスプラッター。血まみれで体のパーツが意味もなくポンポン飛びまくり。最終的に警察の介入でほぼ全員が殺される(この辺も無茶苦茶)。一人生き延びた監督が撮った映像素材を回収して狂ったように走り出した。って落ち。そもそもこの大立ち回りからファンタジー色が強すぎて、現実感が無くなって終わりもなんかよくわからないまま終わる。ただ若いころのとにかく大暴れしたい!っていう勢いやパワー感はビシビシと伝わってきた。