青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

糖質制限食への警告

自分は治療として食事療法を行い、その最新の理論として糖質制限食を導入した。
しかしながら世間のネットや本などの栄養士さんや、医者などの書いた内容では頑なに炭水化物、特に穀物でのカロリー摂取を推し進めようとしている。
得てしてそういう人たちの意見は、すごい高い位置からこうしないとだめだ!と強い論調で他の理論は検討などせず、こうだからこうしなさい!と高圧的に見えて仕方がない。何の論理的説明もなく「あなたは知識がない」的な書き方が見受けられる。
なぜここまで強制的なのだろう?糖尿病とかの食事療法を見てると、まるで「おまえらは今まで好き勝手な生活をして、うまい物を腹一杯悔い続けてきたからこんな状態になったんだ!それなのに美味しいものを腹一杯食べて病気を治せる!?片腹痛いわ。俺らの提唱する、質素で量の少ない飯食っとけばいいんだよ!」
と言われているような気がしてならないのだが。
彼らが絶対的に盲信しているのが食品交換表。これに基づく比率とカロリー計算。これが彼らの全ての元にある思想であります。しかしながらこれは料理を単にカロリーとしか見ておらず、成分はまるで置いてけぼり。しかもこの理論は20年前にアメリカから輸入された理論を元に作られた理論でありながら、既にアメリカでは新しい理論に置き換わっているというのに未だ日本では盲目的に信じられています。
最終的には彼らが高タンパク、高脂質食に対する問題点として、脳への栄養と腎臓への負担の件を伝家の宝刀のように持ち出してきます。しかしこれも少々疑問が残ります。

最新の糖質制限の理論を推し進めている人たちは脳への栄養についても、腎臓への問題についても当然のことながら認識しており、それに対して極めて科学的なアプローチを行い実際に起こることを検証しています。その上で脳への栄養についてはちゃんと問題がないことを説明し、腎臓についても腎障害を持っている人への糖質制限が問題があることはしっかり認め注意を促し、それ以外の人間の無害さを説明しています。
そして何より彼らの意見は科学的事実を述べ、それを解説し、そこから導き出される現時点の最良の方法を提示しているだけで何も強制はしていないのです。
選択肢の一つとして方法を提示しているのです。
さらに気になる点がもう一つあります。世間の栄養士や普通のお医者様方はあくまで仕事としてそういう知識を振りかざしていると言う点です。つい先日今のかかりつけ医と話をしていたんですが、糖尿病っていうのは基本的に医者がどうのこうのして治る病気じゃないって事。医者が行えるのは注意と現状の一時的な対処のみで根治治療は医者には行えない病気なのです。かかりつけ医もある意味「人ごとですからね、結局」って言う意見はとてつもなく正しいと思います。
そういう人たちがなぜそこまで高圧的に自分の意見を押しつけようとするのか。特に栄養士。意味がわからない。まぁ、自分の仕事だからなのか?
大体最新の理論を唱えている人たちはその辺の前提がまるで違う人が多いです。たいていの場合本人が糖尿病であります。だから、自分自身にとってもっとも楽で効果がある物を本気で研究しているのです。そういう人たちの意見は押しつけはないし、必ず実体験に基づく理論になっています。そしてその選択肢を提示しているだけです。

正直ここのところ糖尿病や食事と言う物についてがっつくように勉強してきましたが、現在の世間に流れている話がとてつもなくカオスな状態、かつ古い権威に縛られた意見がどれほど多いのか、って事が良く理解できてきました。
当然糖質制限の理論も今の最新であってこれからさらに研究が進めば問題点も見つかるかもしれませんし、さらにいい理論が生まれてくることもあるでしょう。
ただ、頑なに何の検証も疑問もなく古い理論をただひたすら実行して朽ち果てていくのは自分の性格には合いません。
これからももっと勉強して、さらに前進していきたいと思っています。

メタボ系で気になる結果がある人は是非この辺を読んでもらいたい。

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