青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

ケトン体代謝について

まぁ、受け売りですがまとめときます。

人間はブドウ糖を燃料とするグルコース代謝と、脂肪酸を燃料とするケトン体代謝という2種類の代謝を持っています。
この2種類はグルコース代謝>ケトン体代謝の順番で働きます(働きが微妙に違います)。
日常的に糖質を摂取する生活を送っていると、ケトン体代謝システムはほとんど使われなくなり、人間の体はグルコース代謝を中心に動くようになります。
グルコース代謝は、食事取得後即時に血糖値に反映され、それを燃料として動き、消費が終わったらすぐに血糖値が下がり、そのときに空腹感(飢餓感)が生じます。
グルコース代謝中心で動いているときには脂肪酸(体内の脂肪)を燃焼に使うケトン体代謝はほとんど行われなくなってしまいます(ケトン体代謝を促す細胞が減っているため)。
糖質を控えグルコース代謝を止めて、グルコース由来の血糖値が作られない飢餓状態を日常的に作り出すと、
その飢餓状態からくる血糖値の低下を防ぐために、ケトン体代謝を積極的に行う体に変化していきます。
ケトン体代謝が積極的に行われる状態に体が変化すると、日常的に脂肪を燃焼して燃料に使用するようになるので血糖値が安定してきて空腹感が減り、
何もしなくても脂肪燃焼が行われます。
ただ、このケトン体代謝システムは日常的安静時や、デスクワークなどあまり体を使わないときの燃料として使われる物で、
運動などをして急激に血糖値を消費した場合にはケトン体生成が間に合わなくなります。そうなると、血糖値が下がっていきおなかが減るわけです。

基本的なことを書くと、食べた糖質は食後15分ぐらいから直ちに吸収され、1時間後ぐらいにピークを迎えそこからは消費される一方です。
タンパク質は食後数時間かけて血糖値に反映されて行きます。さらに脂質は食後10時間以上後から、血糖値に変換されていきます。
タンパク質、脂質は代謝がのんびりとしてるために急激に血糖値を上げないけど、徐々に確実に血糖値に変換されていきます。
それに対して糖質は、一気に血糖値を上げて一気に血糖値を下げます。
この一気に上げて、一気に下げる課程において体内脂肪が生成され蓄積され、血管にダメージを与え、空腹感を生み出すわけです。
糖質をやめて、タンパク質脂質中心の食事にすると日常的にはケトン体生成で血糖値を上げ、運動などには食事の分を血糖値に変換できるようになります。

なお激しい運動をするときや、日常的に体を使う仕事の人たちは糖質を摂取したほうが馬力が出ます。
そういう人たちは、入れた分の糖質をきっちり使い切るので太りません。食後直後の運動は、血糖値の急激な上昇を抑える役割があります。
故にヨガなどの運動をするなら、食後がBESTです。

結論:糖質を制限することで、日常的にケトン体代謝が行われるようになっていきます。