青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

イエス「Close to the edge」

危機

危機

今日は家のPS3REGZAでこのアルバムを聴いていました。
一曲目の「危機」とPS3が音楽再生中にビジュアライザーとして流す地球の絵が妙にマッチングして困った。うちの車のオーディオのセッティングは切り替え可能だけど、基本的に低音をブーストしている。明らかに音バランスはおかしい。それでもいい。俺は元チューバ演奏者、ベースを囓った人間として低音のきかん音楽は嫌いなのだ。でもドンシャリ設定にはなっていません。
で、PS3REGZAで聞くとすごくストレートでバランスのある音になりますね。当然。でも、普段聞くラウドなメタルなんかはいざ知らず、こういう繊細な音楽はこのぐらいのバランスの方が全体の音が良く聞けていいかもですね。
ピンクフロイドは全然肌に合いませんでしたが、このイエスの危機は今聞いても全然かっこいい。特に一曲目の「危機」などは、J-HITを聞いているだけじゃ一生かけてもたどり着けそうもない世界へ一気に導いてくれる。
「3.SiberianKhatru」も一見したら昔風の音のロックなんだけど、コレがまた妙にかっこいい。何だろうと思いきやベースですよね、やっぱり。ベースラインが超複雑でかっこいい。そこに絡むギターソロとベースがまた絶妙。ハイトーンのボーカルも非常に音にマッチしている。意味なんか無くても音楽として聞ける。
「4.America」とかも終盤のパートが変わってからの展開とか痺れるほどかっこいい。
「5.TotalMass」はちょっと何が言いたいかわからんね〜w危機の中の第2楽章をシングルカットって。おまけすぎ。
6曲目は2曲目の別テイクらしいけど、違いはイマイチわからんって言うか、正直おまけかなぁ…。
でも、このアルバムは1972年(俺の生まれ年だな)にでた音楽ながら全く色あせず、今もかっこいい音楽として聞けてしまいます。後輩のテクノ系メインの子も聞いてショックを受けてました。
それにしてもこのアルバムを聴くとなんでピンクフロイドの「狂気」があれほどまでに、むしろこのアルバムなんかよりさらにさらに高い評価を受けているのか全くもって理解できなく、疑問の嵐になってしまいます。正直おっさん評論家どもが頭で、固定観念で、コレを評価できないやつはプログレを語る資格無し、的に、盲目的に、信仰的に評価を下している気がしてならんのですが。俺はオールディーズも聴くし、メタル〜スラッシュメタルなんかも70〜80年代の音楽ですが、やっぱ直感的にいい物はいいです。音楽って言うのはそういう物だと思うんです。小難しい理屈、歴史、評価そんないくつもの余分な情報を加味しないと評価できないような音楽はやっぱり駄作だと思うんですよ。音楽的に。まぁ、好みって言うのもあるのでしょうがね。自分は退屈な音楽は苦手ですし。