青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

結局

結局それからほとんど寝てない訳で。
めんどくさくて読んでなかった借り物の20世紀少年を一気に流し読みしてた。
正直やっぱりいつもの浦沢マンガって感じの、書きたいことはあるんだろうけど、それを極限まで薄めたような薄さはやっぱり感じずにはいられなかったなぁ。本来書きたかったことは5巻ぐらいでまとまるだろ。
全編にわたるミスリードの嵐と、何となく延ばした感のある展開で話がごちゃごちゃしちゃったのもちょっと読みにくかった。
たぶんラストの展開というか友達の正体は最初から決めてた展開だとは思う。ただ、そこまでの持って行き方は初期の思惑とはずれてるだろうなぁ。その辺が複線未消化だとか、初期の描写との差だとか、やたら出てくる意味のないキャラたちとかになってるんだろうなぁ。個人的にはカンナってキャラがとても未消化な気がした。終盤扱いに困ってただろ。
落ちはやっぱり最初は「?」って思っちゃったから、この話を素直に楽しんだ人間なんだろうな、と思った。って言うか、ともだちが入れ替わったあとからは、この話はともだちはだれ?と考えるお話しじゃないな、と思って読んでたし。
お話しの構造は面白いと思うんだけど、もっとすっきり短く読みたい作品だと思いました。

昔のともだちグループ10人が集まる同窓会やりました。3人ぐらい来ませんでした。3人とも死んだとか行方不明とか。
このグループは昔お話しを作っていました。同窓会のあと、一人、また一人とこのお話しをモチーフにした殺され方をしていきました。のこった人達で犯人捜しをしてると、行方不明の昔のともだちが怪しいことがわかりました。その行方を突き止め、追い詰め自白させた時点で、その二人は自殺しちゃいました。
何人か残った人達でめでたしめでたしと思いきや、なぜかその後もお話しの続きが展開し、仲間が殺されていきます。イロイロ捜して見つけた本当の犯人は?
自殺した二人のともだちだった、そのグループとはほとんど接点のない人間でした。おしまい。

てなかんじでしょう。