青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

プロトタイプ開発1

現時点での開発スタイルはプロトタイプ開発プロセスになっている。紙ベースでの仕様は存在はするが、現時点プロジェクトスタート時で完全に見える形になっているのは良くて60%程度か。ちなみにスタート時ですでに当初スケジュールの30%ぐらいを使い切っている。設計者に話を聞く限り見えない40%の部分を仕様化する気はない。この時点でプログラムを開発する。わからない部分は熟練者に全て聞く、というスタイル。熟練者には当然質問が集中し負荷がかかる。とりあえず完成した時点ではその60%で見えてる部分、バグ混みの70%程度のプロトタイプが完成する。この時点ですでに設計フェイズは終了となり、この後はテストまかせにプロトタイプの精度をただ闇雲に叩き直していく作業となる。
プロトタイプ開発プロセスの利点は理解しているつもりだ。設計者もエンドユーザーもシステムの全貌、想定リスク、そういったものが想像し難い場合などは、さくっとプロトタイプを作りシステムの評価、検討を前もって行うことで後工程での問題を事前に予測可能にすることかできるわけだ。プロトタイプで露になる要望、要求、問題点から精度の高い設計を行い、最終的に堅牢なシステムを構築する。こういうことだ。別にこのプロセスはちゃんと計画の上で行われる物なら全然問題はないと理解する。