青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

ラビリンス

1986年公開映画。小学生だな。
ダーククリスタルの流れをくむ同監督のファンタジー映画。相変わらずマペット、ビジュアルデザインは最高のクオリティ。現在の日本のファンタジーのイメージなどに多大な影響を与えてると思う。主演のジェニファーコネリー14歳は美人でかわいいがエロ成分が足らないな。その代わり魔王デビッドボウイのタイツ姿がもっこりもこもこだ、、、。デビッドボウイはかっこいい。この辺の音楽、ビジョンにTMネットワークとか多大な影響を受けてるんだなーと思った。キャロルとかまんまラビリンスだよな。
昔この映画を元にしたファミコンソフトがあって、結構好きでよくやってたんだけど、どうしても最終面がクリアできなかったな。結構糞ゲー扱いされてたけど、映画を見ると結構世界観を再現しているんだな、と感心した。
映画の内容は魔王に連れ去られた赤ん坊の弟を連れ返すために、13時間以内にラビリンス(迷宮)を抜ける、というシンプルなもの。独創的なクリーチャー帯満載かつ、不思議な舞台はすごくファンタジーだ。しかしながら導入はとてつもなく唐突。なんの前触れもなく現実世界がファンタジー世界に突入する。展開もすごく唐突な展開ばかり。
結局この話って主人公サラの妄想な訳だよね。ラボリンスの中にちりばめられた問題は全て思春期女子の抱える問題のメタファーだし。思い通りにならない現実か逃げ出した妄想ストーリー。ある意味筋肉少女帯。そう思うとそんな違和感なくみれるんだけど、あのラストはいただけないな。せっかく現実との折り合いをつけたサラなのに、その現実にあふれるクリーチャー達。台無しだよ。
結局サラはまた妄想世界に逃げたわけだ。納得いかんわ。
BDの映像は綺麗そのもの。全く古くささは感じさせない。

ラビリンス

ラビリンス