青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

生み出される結果Part3

この信号に意味があるかと問われれば、当然あるわけですね。運転手には意味はないかもしれないけど、工事責任者には意味が大ありなんですよね。事故なんて起きるはずはなくても、何かその現場で起きた時に「なにもしていない」では逃げることが出来ないんですね。世間の目を抑えておく、何かあった時の逃げ口実ができる、など管理者にとってはとても意味があるわけなんですよね。
ただし、ここで問題になっているのは現場責任だけで、ドライバーの意思、や回りに対する配慮はあまり考えられてないわけです。苛ついたドライバーが回りで暴走するかもしれない。この信号のせいで回りの道が大渋滞を起こしているかもしれない。そう言った都合はまるでお構いなしです。

これは実際の道路の生み出されている事象ですが、これは仕事の現場においてよく見られるモデルだと思います。
職場の部下など(ドライバー)と上司(現場監督)の指示(信号)の関係が同じようなモデルだと思うんです。
良くいると思うんですよ。
部下でも考えれば正しい結果が導き出される問題に対して、全て判断を出し、お前はなにも考えずこれさえやればいいんだ、と言う指示を出す上司。結局生み出される結果は同じになるはずなんですが、その後の仕事に大きな影響を与えてることに多くの人は気づいていない。
こう言う指示を与えられる部下は「なんでこんな考えりゃわかる事を、いちいち1〜10まで指示出すの??」「俺のことバカにしてるよね?」と言った反発を招きやすい。信頼関係を築けないんですよね。さらにこれを過剰に積み重ねていくと自分で判断が出来ない、常に口を開けて待ってるだけのやる気無い社員の完成です。
多くの上司は自分でそう言う状況を生み出しておいて「最近の若い者は仕事が出来ない。ヤルキがない」とかおっしゃる。そりゃ君たちが生み出した結果なんだが?
部下でも判断できるぬるい仕事を1〜10まで自分で調べ判断まで全て行い、噛み砕いて、指示を出す、と言う無駄なコスト、時間を上司がやるこの愚かさ。で、彼らは決まって言う。本来彼らがやるべき重大な判断のいる仕事は「そんなの忙しくて出来ない」。君らは難しい仕事から逃げる理由を作るために、本来やらなくていい仕事をいっぱいやり、部下の信頼、感情、教育、そう言った物全てを奪ってるわけなんですよね。


少し個人的感情が入り交じってる感じがしないでもないですがw
じゃぁ、上司はどうすればいいんでしょうね?(Part3終了)