青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

原発

ちょっと気になることがいろいろあったので原発について少し勉強した。
・爆発するの?→原爆のイメージの爆発はしない。仕組みが違う。爆発したのは水蒸気爆発。その際に撒き散らした放射線は20K非難で十分。
炉心溶融メルトダウン)するの?→多少は発生したたようだけど、チェルノブイリのようなことは起きないようだ。
・レベル5の事故→「所外へのリスクを伴う事故」(基準1:所外への影響)放射性物質の限られた外部放出(基準2:所内への影響)原子炉の炉心の重大な損失。参考事例として「スリーマイルアイランド事故(1979)」。ちなみにチェルノブイリはレベル7。史上最悪レベル。
スリーマイルアイランド事故では、二つの原子炉がメルトダウン→周辺住民非難→給水回復で事故終焉。事故による死者は出てないようです。

放出された放射性物質希ガス(ヘリウム、アルゴン、キセノン等)92.5 PBq(250万キュリー)、ヨウ素555GBq(15キュリー)、周辺住民の被曝は0.01 - 1mSv程度であり、住民や環境への影響はほとんど無かった

なんか確かに事故基準だけで見てると似たような感じだけど、状況は結構違うような気もする。ただやっぱり、今の状況だけ見てると周辺への被害はそんなになさそう。
炉心溶融メルトダウン)ってなに?→原子炉は核燃料を核分裂反応を起こして熱くして、その熱で水を沸かして吹き出る水蒸気でタービンを回して発電するシステム。沸かしてる間は自然に水が燃料を冷却するから、問題なし。
核分裂反応が限界まで(臨界)行って燃料終了!ってなって核分裂反応を止めても熱くなった燃料はなかなか温度が下がらないから冷まし続ける必要あり。
何らかの理由で上記の燃料の冷却が行われなくなると、どんどん熱くなっちゃって、周りの設備溶かしちゃうよ?で、解けちゃった状態がメルトダウン
周りが解けちゃうから、燃料むき出し。ガードなし。周りに放射性物質出しまくっちゃうよ!って状態。
その過程において冷却水が超高温燃料と反応しちゃって爆発しちゃうのが水蒸気爆発。水が爆発してる。核爆発じゃないよ。
・核爆発→大量の高濃度ウランを一気に核分裂反応を起こして爆発を起こす現象。原発ではそこまで高濃度じゃないし、そんな一気に核分裂反応も起きないから爆発なんて起きない。



整理して考えてみるなら、現状の原発の状態で起き得る最大のリスクはメルトダウンメルトダウン発生時も周辺20Kとか非難してれば十分(チェルノブイリでも避難地区はそんな程度)。
そう考えてみればリスクは周辺住民(福島県の人)ぐらいしかないんだよね。
自分も調べてみてなるほど!と思うことが多いんだけど、ぶっちゃけなぜみんながこんなに混乱しているのか?
それは政府や東電がわかりやすい説明をしていないんだよね。一般人が理解できるレベルでの。東電は今起きてる現象の端的な情報、やってることの簡単な説明のみ。政府も「安心して!」と言うばかりで具体的な説明が少ない。さらに問題なのがマスコミ。不安を煽るだけで安心できる情報を流さない。
煽られた危機感にちょっとのデマが爆発的に広がり、へんなパニックが発生。これが現在の状況じゃないのかな。


たぶん東京とかは核のリスクは限りなく低いだろ。実は核なんかより東海地震が近いうちに相当の高確率で発生する、と言う事実だと思うが。
あとはこの騒ぎでの経済へのダメージ。みんなのパニックにより経済活動が麻痺することが一番怖いと思う。地震も核も、被害は限定的なものでしかないが経済活動の麻痺は日本全土の人を殺す。
でも世間の老害はさらに絞って逃げに入るんだろうな。お前らどうせ老い先短いくせにな。