涼宮ハルヒシリーズ

とりあえず朝の２時間を費やして「涼宮ハルヒの分裂」を読みきる。ここから新シリーズスタートってことなのね。２年編。
新キャラをどさっと増やし意味深な分裂現象。今までのシリーズとはちょっと違うトリック、より軽くなる読み口で快調にスタート！だったはずなんだろうなぁ。完全に話し途中で終わってる本編。すぐに続編になる涼宮ハルヒの驚愕が出る予定だったんだろうが、実際に発売されるのはもう少し未来の5/25。分裂が出たのが2007/04/01らしいので実に4年間の間があったわけだ。何があったか知らないがちょっと引っ張りすぎだねぇ。相変わらず風呂敷を広げ、何の説明もない仕掛けを一杯見せてさて話が動き出した、と言う起承転結で言う転に入った場所で物語が中座しているので不完全燃焼もはなはだしい。ふと思ったんだけど分裂現象中に続くストーリーで驚愕（前編・後編）の２冊同時ってなってるけどお話２冊に分裂してんじゃないよな？
陰謀、憤慨に比べれば面白く読めたのは事実だけど単純にキャラを増やして盛り上げるだけ、的展開は勘弁して欲しい気もする。
この宙ぶらりんの状態で４年間待たされてるリアルタイムファンはもう諦観の領域に到達しているに違いないな。驚愕以降の続刊はさくさく出して欲しいものだ。俺もこのムーブメントに乗ってしまった以上はね。

涼宮ハルヒの驚愕　初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)