ねぇ、俺には明るい未来はありますか?あなたを見ているその時はその瞬間は僕はとても幸せだが、その快楽に溺れていても何も未来が見えてこないんだよ。いや、正確には違うな。誰もが幸せになる未来がない。
みんなが少しずつの我慢をしていればきっとずっとぬるま湯の世界は続いていってくれるはずなんだ。誰かがその調和を乱さぬ限り、みんながちょっとずつの努力をしていく限りこの優しい時間はきっとずっと続いてゆく。
俺らみたいな年代になってある意味やりたい事をやるために集まれるメンバーがいるって事はとても幸せな事だと思うし。
そういった物の幹事的な事をみんな自分に全面的に信頼してくれて任せてくれて、いつも仕切ることができているのも自分にとってはとても幸せな事だ。
…。そうだな。みんなが僕に好き勝手わがままを言ってくれる。それって自分にとってはこの上のない幸せなんだな。
そうだな。それでいいはずじゃないか。何もかも忘れていつものようにやっていけばいいはずなんだよ。その最も困難な道を目指す事なんか、決して論理的じゃないはずなんだよ。
しかしながらその挑発はなんだ。その優しさはなんだ。俺があんたの事を嫌いとか、何いっとんだ?どこからどう見たってそんな事はねぇよ。忘れてぇよ。捨てたいよ。前向きに次に進みたいんだよ。でもそれを許してくれないんだよ。こんな事書いておきながら実際には火は消えないんだよ。燃えてるんだよ。
一度じっくりお話ししてみたい気もするが、ホントに子猫のようだからねー。近づいたら逃げ、ほっとくとひょこっと顔を出す。
いろんな勇気が欲しいね。俺は腰抜けだから。未来を勝ち取るもっと強い力が欲しいね。もう未来なんて限られちゃってるんだがね…。