青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

文化が違う

今行ってる職場は制御系でプログラムを作るという点では今までの仕事と一緒なんだが、ちょっと作るもののジャンルが違うため作業プロセスの文化が結構違う。特に前行ってたとこなんかとは対照的なぐらいプロセスが違う。
何が違うってテストの考え方。今居る会社とかテストって概念がかなり希薄。そもそもテスターとか居ないしテスト期間的な線も引かれない。デバッグ終了=完成と認識されるようで。ビジネスプログラムとしては現在の時点ではかなり特殊な気がする。それに対して前居たところとかテスターに甘えすぎててそもそもまともなデバッグすらしない。いろいろとシステムを構築しないとテストできないからやりにくいのはわかるが、そういうレベルでもなかった気がする。
今居るところとかはその分前工程での詰めを結構詰める。詰められるだけ詰めてバグを出さないって感じだろうか。これはまたこれで極端な気がする。どんなに詰めてもやっぱ見つからない不具合ってあると思うし。
なんか両極端でバランスが悪いなぁ、と思ったり。どっちも大事なんじゃなかろうか?そのバランスを期間とコストで調整するんじゃないだろうか?
結局いつも思うんだが「客がホントにほしかったものは何?」って所が常に置いてけぼりなんだよね、この世界。どんなにテストをしようが、どんなに作りこもうが、結局客が本当に欲しかった物と違うものに進み無駄な工数をかけている気がしてならんのよ。
やっぱり一番甘いのは客と接している人たち。この人たちがもっと客の要求を引き出せるようにならないとこの業界のプロセスの改善はなかなかありえんだろうね。客の要求が適当だから、結局客の顔色にビビッてしまって何でも完璧なシステムを無理やり作ろうとしたり、適当な要求どおり作ってつじつまが合わないところを無理やりテストで押さえ込むとか。
もっとまじめに設計図書こうよ。客と向き合ってさ。自分の楽なほうばかりに逃げるんじゃなく。

上流工程の人たちもっとまじめに仕事しろよ。管理も。自分が今まで見てきた狭い世界でそういうのが出来てる人ってほとんど見たことない。っていうかそういう適当なやつらでないとそういう上級職にいけない仕組みなのかもしれない、とか思ったりな。まじめな人たちは全部潰れて行くから。適当な人たちのしわ寄せをそういう人たちが全部引き受ける仕組みだからな。潰れるよ。ホント。

<追記>
あとこの文化の違いは出荷後に不具合対応をやるのが当たり前かどうか、って言うのが差がある気がしてきた。今の職場はたぶん出荷後にソフトに手を入れるって思想はほとんど無い様な気がする。この業界の成り立ちから言うと当然なわけで。最近ちょっと違うとこも多いが。それに対して普通のビジネス系はなんだかんだ言って、出荷したソフトのメンテは当たり前だもんな。
っていうか個人的には不具合は程よく残せ、って思うがな。客を満足させたら次の仕事出ねーぞ?程よく中途半端なぐらいがなんだかんだで次の仕事に繋がってると思うな。完璧なもの作っても誰も評価なんざしてくれねーよ。