青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

ゲーム会

久々のゲーム会。3人だけど。それでも新しいゲームを買ってしまう。好きなんだよねぇ、やっぱり。
一つ目は「世界の七不思議」。2011年でドイツで賞をとりまくった人気ゲーム。気にはなってたんだ。って訳で購入。
ゲームが割りと目新しい要素が多く、あとカードのシンボル、得点の理屈などがある程度把握できるまで敷居が高く感じたが、正しい法則性があるので一回まわしてみると大体理解できる。理解できるとプレイ自体は、ただカードを18回プレイするだけで終わる、超シンプルなゲームになる。カードのプレイも常に全員同時に解釈され、相手に影響を与えるシステムが存在しないからソロプレイに近い感覚もある。
しかしやってみるとそのソロプレイは常に周りの相手の状況と流れを判断し続けねばならない。そういう意味で相手が存在する。カードの情報もほとんど開示されているし。そういう流れていく周辺事情を把握し、うまく使い、少しだけ全体の流れに介入する。わずかずつの全員の流れの介入が展開を読めなくする。シンプルなくせに結構毎回毎回頭を悩ませる要素が存在し、実に楽しいゲームだ。各賞を受賞したのも頷ける。プレイタイムが短いのも良い。対人要素が少ないから初心者にもお勧めだし、上級者には微妙に回りのプレイヤーにプレッシャーをかけ、流れをつかむ戦略を考えるのが面白い。勝ち筋も一辺倒にならないように作られているし、ドイツゲーム特有の差が出にくバランス作りも健在。お勧めですね、これは。

世界の七不思議 (7 Wonders) 日本語版 ボードゲーム

世界の七不思議 (7 Wonders) 日本語版 ボードゲーム

もう一つやったのが「クォーリアーズ」モンスターで殴りあうゲーム。このゲームの最大の特徴は各インスタンスが全てダイスで表現されていること。モンスターもダイス。MPもダイス。魔法もダイス。ダイスだらけ。コンポーネントに130個のダイスが付いている。そのアイデアだけでできているゲーム。マニュアルの出来が分かりにくく最初法則性が分かるまでずいぶん悩んだ。分かってしまえばやることはシンプルだった。
基本的にはこれもソロゲーに近く、最近流行のデッキ構築系のゲームと言えよう。初期の手持ちさいころデッキからスタートし、モンスターや魔法ダイスをどんどんデッキに加えて行き、そのモンスターを実体化することで得点を得るってもの。ソロゲーに近いのは基本的には召還すれば点がもらえるチャンスがあり、他のプレイヤーをどうこうしても基本的に加点に繋がらないところがソロゲーチック。相手を攻撃するメリットが相手の加点の邪魔をすることしかない。相手の加点の邪魔をしつつ自分を加点させる。かなり消極的な対人要素だ。しかもこのゲームのインスタンスが全てダイスと言う事は、とうぜんいたるところで振るわけだ。もうこの行為が全部運なわけでどんなにいいデッキを組もうが振りが悪いと何もできないという超運ゲー。ベース運ゲーをデッキの構築でいかに確立を高めるかってことを考えるだけのゲームかな。
もう少しカード対戦ゲーム的な要素があればゲーム性が高まりそうだが、そうなるとルールがかなり難しくなりそうなのが悩みどころ。
気楽に遊ぶのにはいいんではなかろうか。ただゼロからのルール理解はかなり大変かと思う。ポーンの扱いとか最初全然分からんかったし(マニュアルに全く記述がない)。
クォーリアーズ! 完全日本語版

クォーリアーズ! 完全日本語版