青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

新しいものを入手することは古いものを捨てていくことなのだろうか。そんなことは今まで考えたくもなかった。自分はいつも捨てられる立場だった。だからそんなことはしたくないと意地のように思っていた。
しかし現実はどうだ?新しいものを受け入れるということは自分自身が変わっていくことだった。それが新しいものへ対する当然の礼儀であり、そこで何もかも大事にしたいというのは単なる八方美人であり、自分に対する保険であり、結局新しいものへの思いが足りていないということに何となく気づいてしまった。あくまで自己中な発想なのだ。失うことへの恐怖から身動きを取ることを恐れていた過去。ぬるま湯に浸かってとろけてるのが一番怖くなかった過去。すべて自分自身の保身でしかなかった。新しいものへ向かうというのはそのぐらいの覚悟が必要だったのだ。ある意味こういう思想は古いものへの信頼も実は持っていないのかもしれない。信頼しきれていないから新しいものを受け入れ変わっていく自分を、古い世界が認めてくれないのではないか?という不安を常に持ち。失敗した時に戻れる場所を保っておこうというずるい逃げ。全部自己保身だ。結局わが身が一番かわいい人間の発想なのだ。
変化は怖いものだ。とくに自分みたいな人間は長年積み重ねてきて作り上げた砂上の楼閣にこもって出ていくことは非常とてつもない恐怖に思える。でもここから出て新たな道をまっすぐに歩きださないと未来はないことに気付いてしまったのだ。この道は正しいゴールに向かっているかはわからい。そんなことはわかるはずもない。でも道を歩かない限り新しい世界は見えないのだ。その先にどんな悲しみが、どんな喜びが待っていようがそれを知る権利を得るためには砂上の楼閣をいったん崩し歩き出さなければならないのだ。痛みを受け入れ、恐怖を克服して…。
って言うかもう踏み出してるんだな。もう道の上を歩いているんだ。もう戻れないとわかっているから怖くはない。仄かなる炎ずっとか…。