青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

「外食大手が昭和レトロ「横丁」を手掛けるワケ コロワイド大庄などが次々と開業している 」って記事を読んで思った。確かにわかるんだよ。こういうの。まあでも軽く読んだ感じだとこれは屋外型フードコートみたいな雰囲気だよね。いや悪くないと思うよ。お祭り感あって。ただね、ちょっとわがまま言うならもっと本物感がほしいよね。本物の横丁。京都駅前のリド飲食街。いろんな町に古くからあるなんかもうよくわからん通り。
たぶん俺ら世代がこういうのに憧れるのはわけがある。こういうのっていうのは昭和の風景なわけだ。で昭和の風景っていうのは自分らが子供のころに見た、大人たちだけが楽しんでいる世界なわけだ。きらびやかで何となく憧れているが、中は決して子供にはわからない世界。そういう憧れが俺たちの心の中にはあるのよ。
ところがどうだ。大人になってそういう世界に入れるようになって見たら、そんな世界はどこにもない。歓楽街はチェーン系の居酒屋があふれ、チェーンじゃない店も小奇麗に整備されてしまっている。いやね。好きですよ。小奇麗で快適で飲める酒屋。でもちょっと心にいつも引っかかるんだよ。あの昔見た怪しげな雰囲気の大人だけの世界が。俺たちがほんとに求めてるのはそういうものなわけ。そこを取り違えるとなんかまたわけのわからないものになっちゃうよ、って思ったり。