青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

USJ・3

ぶつぶつ言いながらドリームライドから出る。二人とも少しへこみつつ。しかしながらなんか外はすばらしく人が多い。今は11時ぐらい。すでに人気ライドは200分クラスがぼちぼち出始めている。うへぇ、と思うが一番初めのパレードは2時から。フラーっと歩いて見るがいまいちどこにも行く気がしない。彼女も「USJってこんなに行く場所少なかったっけ?」確かに俺も同じ印象。今はハロウィンで整理券がいるのとか午後からしかやってないのとかあるしな。大体ホラー系のイベントは一通り見たし言うほど楽しめていないし(単に性格的なもの)。ぶらぶら歩く。ちょうど時間がミニオンのショーの時間だったので行って見るが、もう人の山。まったく見えない。すぐに心折れてぶらぶら。途中でロックダンスの路上ショーをやってるのを見つけて少し眺めることに。
なんか前に一度見たときとは演出が変わっていて俺はボーっと眺めているが、彼女は別なことが気になる様子。何かと聞くと、我々の前の客を指差す。うん。確かに変なおっさんがおる。変というかちょっと知的障碍者系の方。大柄なデブ。なんか空のポップコーンの容器を口に当てて音楽に合わせてぶつぶつしゃべってらっしゃる。もう見るからにヤバゲな雰囲気をかもし出している。二人でうへぇ、って思いながらもそこからショーを眺める。
ショーも中盤に差し掛かり客いじりが始まる。一緒にダンス!って適当に人が連れて行かれる。その中で我々のほうを向いた司会が「キミ!」ってそのやばいおっさんを指名。二人で「まじかよ!」って言いながら連れて行かれるのを見る。そのとき彼女が「…。あのおっさんもしかしたら見たことあるかも。前このショー見たときにいたかも」的なことを言い出す。でも自信が持てないご様子。なぜならそのおっさん、連れて行かれて前に出た後も行動がやばい人そのまま。それを見て彼女も自信がぐらつく。
しかしながらやられた。その後におっさんが一人高台の上に連れて行かれて音楽が始まった瞬間に、服剥ぎ取られて早着替え。おっさんノリノリでラップを声高らかに歌いだす。ああ、やられた。すばらしい演出だ。どう見ても本物にしか見えなかったよ、俺。さらに俺らの前にいたおっさんの横にいた女性も連れて行かれて、服脱いで颯爽と踊りだす。「ああ…ええ演出やね…」と言うしかなかった。
そんなこんなでショー自体はとても楽しませてもらった。自分は生ギターも見れてご機嫌。やっと二人ともバックドロップの衝撃から立ち直る。
ただ人の多さは予想を上回るようになってきている…。