青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

O社の健忘録・1

健忘録として書いておこう。
O社はバブル時代にはそこそこ成功していた派遣系ビジネスをやっていたようだ。しかしバブルがはじけ、会社からはどんどん人がいなくなり仕事も減っていって規模は小さくなっていった。そこでその社長がてを出したのが補助金ビジネスだった。どうも高齢者を集め仕事を斡旋するビジネススタイルをやっていたようだ。おそらく「特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者コース)」って言うのを利用していたようだ。まぁそんな極悪ではないが、どんどん爺を集めこっち方向の仕事に派遣、で使えなきゃ切るって感じで助成金でやりくりしていたようだ。あとS氏を含め障害者も集めていた。なぜ俺がそんな会社に入ったかと言えばたまたま俺氏と友達だったS氏と知り合い、一時期遊んだりしてて、無職の俺に仕事を紹介、って言うかうちの会社にきな、とO社を進めた訳だ。O社にまともな技術者が入ること自体まれだった。俺が予想外に出来がよかったためこれを期にもっと普通の技術者を集めようと思ったようだ。新卒の子を集めたりも少ししたが基本的に営業パイプが細すぎ、営業力も無い。だから助成金ビジネスは止められない。そんな2足のわらじを履く状態に。ただ社長も昔のまともに派遣で稼げていた時の思いが再燃したのであろう。俺を中心にもっとやっていける!とビジョンを描いたのであろう。そういう絵が描かれていたからO社社長から俺は結構優遇されていた。目をかけられていた。それは俺もまぁ理解できた。しかしながら社長は結果的に誤算があった。