青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

アベンジャーズ・エンドオブゲーム

一年間待たされたMCU今シリーズの一端の集大成的完結編。完結編といってもMCUが終るわけでもなく、正確に言えばアイアンマンの今シリーズラスト、キャプテンアメリカの今シリーズのラスト、って事になる。当然IWの話のオチも付ける。会社上がってから21時の回を見に行く。終ったら0:00超えている。3時間超えの作品なので寝てしまわないか少し心配だったが、まぁIWの時のようなアクションに次ぐアクション!これぞヒーロー映画の集大成!って言う派手なお祭り映画ならいいか、と思って見たがその期待は大きく裏切られることとなる。ただし寝たかといえばそうでもなく、しっかりした作品に落ち着いていた。
始まってすぐにオチが一つやってくる。正直えぇ~、って感じの幕開け。そこからはひたすら静かに話が展開する。前半はこれからどうやって話を落とすか、って言うことの説明に始終する。ここがこの映画の難しい場所。昔ながらの時間移動物しか知らない人たちに、最近はやりのパラレルワールド、時間線っていう時間移動物の説明に始終する感じがある。過去への干渉は自分らの時間線の過去を返る訳ではなく、干渉があった時点で新たな時間線が発生し自分らの時間線には影響を与えない。時間を過去に戻る時点でパラレルワールドに突入していて、自分らの時間を遡る訳ではなく、自分らの時間軸はあくまで未来にすす蜜でけている。決して時間は戻らない。こういうのが最近の流行なのだが、やはり過去よく語られたスタイルの、過去の自分を殺したら自分は消えてしまうの?っていうパラドックスに突っかかってしまわないように丁寧に時間を割いている。
まぁその分前半は静かだし、アクションが発生しないからどっちかって言うとギャグ寄りに話を進める。
中盤から時間移動が始まるとアクションが増えてくるが、この辺も派手と言うよりは今までのシリーズを見てきた人へのご褒美的な意味合いが強い。昔のシーンの別視点のアクションなどが見れ、現在のキャップVS過去のキャップなどといった胸熱のシーンもある。この辺から過去と現在の話がごちゃごちゃになりながら物語は盛り上がっていき、最後はIFWばりの集団戦となるわけだ。集団戦においても今回の主役となるキャプテンアメリカはソーのハンマーの力を得てサノスと渡り合える力を得、とても派手になった。アイアンマンも最後まで見せ場満載だ。ただ復活組みは控えめ。まぁこの作品で引退する必要の無い人たちだからしょうがないと言えばしょうがない。彼らのアクションに割く時間はもう残っていない。
個人的には時間移動のストーリーにはそんなに違和感を持ってはいないが、いくつか問題点も感じた。一番問題点であっただろう野が、キャプテンマーベル問題。彼女はまさにスーパーマンクラスの化け物であり普通に戦ったらサノス軍団ですら壊滅可能な実力。正直敵とど付き合うだけのアベンジャーズ世界においてはパワーバランスを大きく乱す存在。今回もやっぱり始終思う。速めに彼女来てたらサノス一回目の指パッチンの前に軽く片が着いていたよねぇ、って話。本編でも扱いをどうするかっていう苦悩の展開が見え隠れする。
あとやはり今後のGOTGチームは・・・?ってとこ。ガモーラ別人だし、ソーが合流したし的な。
感想としては血沸き肉踊る!って感じの盛り上がりではなく、静かなエピローグ作品を見た印象。「ああ、終ったな」っていうちょっとした喪失感のような感情が強かったかもしれない。面白い映画だとは思うがなんとなく素直に評価できない気持ちもある。まぁでもアベンジャーズってこんなもんだろう?って思いもある。