青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

I Stand Here For You

大槻ケンヂソロの2枚目。1995年のアルバム。いまから26年も前のアルバムなんだな。俺が二十歳前後か。・・・。
俺の知る中ではオオケン関連のアルバムで一番優しさが溢れているアルバム。大槻が長い鬱から抜け出し始め、同時に筋肉少女帯の不協和音を歩み始めた転換期のアルバムだと思っている。オオケンが大きく変化を始めたように思う。
まるで憑き物でも取れたかのように激しさが抜け、やさしい世界を歌う。ただ歌詞の独自世界は絶好調。語り歌いも絶好調。壮大な愛の輪廻転生を描いた「モンブランケーキ」本テーマ「IstandHereForYou」を歌う「青春の蹉跌のテーマ」個人的には本家より好きな「天使たちのシーン」。天使たちのシーンオオケンの語り系では最高峰ではなかろうか。実に泣ける。
青春の蹉跌は今聞くと特に深い。よりこういう助けが孤立した人たちには必要になっていると思う。つい先日の事件と言い考えさせられる。 26年経過した今でこそ、このアルバムはより時代に必要とされるものだと思う。

ちなみに今回買いなおしたら、リマスタリングぐらいしたのか音が随分鮮明に聞こえた。まぁ記憶と機材の問題かもしれないけど。さらにボーナストラックが3曲あるが、これは正直どうでもいい。値段も安くなっていてお買い得。