青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

苦手意識

苦手意識を持ってしまうと、相手を直視できなくなる。距離を置こうとする。腰が引ける。積極的に前に出れなくなる。そういった意識の逃げが相手の行動観察を拒否する。ただこの場から離れたい一心で相手の行動を見ようとしなくなる。そうなると一方的に相手から攻撃をされるだけになっていき、逃げて意識だけどんどん高まり、相手の行動はさらに良くわからなくなる。
これはフロムゲーなどで良くみられる、沼にはまった状況である。沼にはまって逃げようともがいている状況である。運よく逃げ出せたらもう近づかない。こうなる。ゲームで言うともうやめたりしてしまう。
これって現実世界でもそのまま当てはまるんだな。ゲームじゃなくて相手がリアル人間でもこういうことは良くあって、うわ、このタイプ苦手、、、こういうシチュエーション苦手、、、ってあってそれから目をそらせ逃げていてもたいていの場合は状況は全然好転せず、最終的には撤退か死亡以外にもう道は無くなっちゃうんだよね。
距離を取るのはいいと思う。ただ目をそらすと負けだ。自分に攻撃が当たらないぎりぎりの間合いを見極め、相手の攻撃をしっかり観察する。慣れるまで、理解できるまでしっかり観察する。それが出来たら今度は最小限の接触からしてみる。どこまで踏み込んだらいいのか?どれだけ攻撃を返せるのかをゆっくり探る。冷静さを忘れない。常に相手と向き合う。ただ危険な間合い、危険な攻撃の場合は一旦完全に見えなくなるまで逃げちゃうのも手ではある。致命の一撃を食らうのは良くない。
こういうのはゲームの中の心の置き方だがリアル世界でもそのまま通用する。まさにフロムゲーは人間世界での生き方、立ちまわり方の教科書なわけだ。このシリーズからいろんな立ち回りを教わった。今またまさにより強力にそのことを伝えに来ている。強大な絶望的な敵であっても冷静に観察し、弱点をうかがい、自分のリスクを最小にする立ち回りをすれば、心折れなければいつかは打破できる。ただ注意しろ、致命の一撃を食らうほど深入りするな。それはその人の心を壊し立ち上がれなくなる。用心深く行け。
ああ、いいゲームってホント哲学だよなぁ。