青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

ワンピース・ストロングワールド

2009年公開の大ヒット映画。ワンピースのオリジナル脚本映画。
ワンピース一応最新刊ぐらいまで読んでるので語る資格できたよね!
映画自体は大画面栄えするアクション重視の派手な仕上がり。テーマはワンピースでは良くある暴力によって虐げられた人民の解放、仲間を助ける、と言うやつ。この辺がワンピースの骨組みなんだろうね。主人公陣営の人数が多いためにどうしてもこの時間では全員の見せ場を用意するだけでほぼ全部が終わってしまうのが辛いところ。男性陣の活躍が低めで、ナミがやたらフューチャーされている感じ。っていうかナミってこんなババ臭い声だっけ?体型もいつの間にやら超絶ボディーになってる気がするし。
一回目のバトルで負けて、怒りパワー重点、仲間の為に爆発、あっさり勝利、っていうワンピース基本フォーマットも忠実に守られています。泣き所としてもナミの自己犠牲やおなじみなんかよさげな台詞を大声で叫ぶルフィ感動劇場も健在です。
キャラクターなんかもたぶん作者がデザインしてるんでしょう。ワンピースの世界観にそぐわないキャラもぜんぜんおらずイイできです。
シナリオの都合上脇キャラの展開が弱く、チョッパーファンやら自分のようなニコロビンファンにはこれといった見せどころもなく、残念ですね。
ルフィは相変わらずのごり押しで「はいそうですかー」ですね。なんていうかもう、新世界編の様にクソ強くなってて余裕綽々で世直ししていってくれたほうが僕なんかは爽快感が溢れて好きなんだけどね。


と言うわけで映画としてはすごく無難にまとまっていい出来なんじゃないでしょうか。原作ワンピースにある回りくどさや散漫さが尺の都合で出てこないおかげで、ワンピース世界を使った普通のアクション映画として楽しめました。