青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

マイティーソー・バトルロイヤル

マイティーソー現シリーズPart3。Part1はみた2は見ていない。Part1は人間界でのソロの戦い、人間ドラマを描いた作品。まだまだ普通の映画であろうとしてて、ソーは人間界で恋人といろんな悩みを重ね、ヒーローとして立ち上がっていく、と言った昔ながらのヒーロードラマだった。
今回Part3見て思う。どんどんマーベル映画はドラマ性を捨てて行ったな。ほんとにヒーローアクション物と呼ぶにふさわしい内容になったわ。もうすでに恋人なんかかけらも出ず、恋愛要素ゼロ、人間関係での思い悩みのようなのもストーリー上そういう話はないでもないが、まったく掘り下げない。そういうシーンはストーリー上の展開として出てくるのみ。全編ソーが暴れ、関連するヒーローが活躍し。アクションとヒーロー同士の掛け合いが続く。長めの映画だが(2時間超えはいまや普通か?)退屈するまもなく進んでゆく。
お話ももともとソーはアスガルドと言う神話的別惑星の話であったためか地球での展開は序盤少ししかなく、あとは宇宙(SKAAAR)でのやり取りが大半を占める。ソーって肉弾戦、ファンタジー系のイメージだったが、序盤こそファンタジーバトルをやるが、中盤以降は光線銃撃ちまくったり、宇宙船でのバトルがあったりとどっちかって言うとSFののりが強い。もう途中から「こりゃガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーキャラが出てくるに違いない!」と思ってみてたけど、関連しそうなキャラはなんとなく出てくるけど、メインキャストは出なかった。序盤に出てくるドクターストレンジとの共闘も期待したが結局戦いには一切参加せず。残念。戦いに参加した別作品キャラはハルクのみだった。まぁハルクは今作ではほぼ主役級の扱いだったが。ロキが全編を通してとても良いキャラとして描かれていたのが印象的。最近やってるゲームで、個人的にソーよりロキのほうが好みだったので少しうれしい。
今回はアベンジャーズとの繋がりが色濃く描かれており、次のアベンジャーズへの布石だらけ。サノスが宇宙キャラだし、GoGとの連携をとるにもこの辺の展開は必須なんだろうな。
しかしながらあまりにドラマ性が低くなったためにほんとにアニメアクション映画を見ているのと変わらない感じを受けてしまった。「映画って何だっけ?」そんな感じ。もうこれはマーベルヒーロー作品以外の何物でもないわ。
ちなみに近作のラストおまけは両方とも意味がわからなかった。最後に出てくる宇宙船はサノスのものなのか?グランドマスターって今後かかわりがあるキャラなの?そんな感じ。