青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

時をかける少女

遅ればせながら話題のアニメ映画、時をかける少女を見ました。この映画の監督はおじゃ魔女ドレミの時に2話だけ演出をしてその回が両方とも神回だったので自分的には期待のもてる監督でした。しかも、大林雅彦監督板の元祖時をかける少女も非常に好きな映画のひとつです。期待できます。
で、内容ですがあまりにベタなタイムリープ物。ほぼ完全に狂いなく先が読めその通りになってしまう展開。安心して見れるという点ではいいんですがSF的な驚きはほぼ皆無。ちょうど少し前に「バタフライエフェクト」が同ジャンルの映画でバツグンに出来がよかっただけに、物足りなさを感じてしまう。恋愛物としてもちょっと弱い。元祖版のほうが断然切ない。演出自体はドレミのとき見せたのと同じ空気感、意味を持った背景、巧みな音楽とそつがないのは相変わらずいい仕事しています。アニメとしてのできはすごくいいです。ただ、それだけになんというか、そつなくまとまってるだけの映画と思えてしまうのが残念なところ。別にケチをつけるようなところはないと思うんだけど、取り立てて拍手するところも少ないかなぁ。
正直、「ゲド戦記」がいいタイミングで公開されたよな、と思う。あれがすごい追い風になったのは事実だと思う。
この映画見たあとは「バタフライエフェクト」「時をかける少女(大林版)」「ゲド戦記」あたりを見返してみるのがいいかもしれません。