青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

今朝のCD

RHYTHM RED

RHYTHM RED

TM-NETWORKの7Thアルバム「RHYTHM RED」。1990年の作品。前作「Carol」から2年開いてリリース。バンド名をTM-NETWORKから、TMNに変更してリニューアルって言葉を世に広めた。大幅なイメージチェンジ、新メンバーの追加(?GALBO?)など、マスコミ戦略を打ちまくった意欲作。見た目や言葉だけではなく、作品自体も今までのプログレ、文化系テクノポップ系の音から、生々しいディストーションの効いたギターや2バスの激しいドラムなど、ロックな音を前面に押し出し、今までの特徴であったシンセサウンドを控えめにしてある(と言っても、従来路線もあるが)。
自分はこのアルバムは発売日に購入。今までゲーム音楽や、中学の時やってたブラスバンドの影響、その時期はやってたフュージョンなどの影響などからインスト系の音楽メインに聞いていて、たまたま聞いたTM-NETWORKに何となくはまってたぐらいの、根っからの文化系音楽に親しんでた人間にとって、このアルバムのサウンドは強烈だった。うねるギター。激しいドラム。今までのTMには無かった早引きギターソロ。まさに黒船襲来だった。この辺から雑食性が強くなり、筋肉少女帯との出会いでそっち系に開花する。
今聞くと音自体は激し目だけど、すごくまとまった、やはり完成された小室ワールドの中での音楽なんだけどね。荒っぽさは少ない。リニューアルでうたった荒っぽさの曲と、従来の青臭メロ路線、そして当時世界に大ブームを起こしていたハウスミュージックをやるよーって言う曲。このアルバム以降、小室はハウス、レイブに傾倒していく。
今聞くとどこまでもやっぱり青臭く、やっぱり小室節で、やっぱりシンセサウンド。しっかりまとまったTMのアルバムです。