青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

おジャ魔女どれみ16

テレビシリーズは2003年に終了。OVAが2004年。約7年ぶりの完全新作の小説。
精神的に一番すさんでいた時期にはまったアニメ。魔法少女ものと言う体裁だがやたら説教臭く、大人の視点を多大に含んだ現在の萌え物とは一線を画していて当時随分癒された物だった。
しかしながらそれももう遠い昔。それがいきなりの新作。しかも話は16歳になったどれみ達の話とか。
書き手はテレビシリーズでメイン脚本家だった人。この人の話はどこまでも説教臭く、大人視点で、さらにどん引きの暗さの物が多いんだよな。まぁそれがどれみの味なんだがw
早速本を手に取ってみると最初にカラーイラストが有るんだが、16歳のどれみ、はづき、あいこ、おんぷが。馬越氏の絵は尖ってますなぁ。16歳の絵はナイショでも出てきてたから新鮮味は特にないが、ちょっと待て。ももこがいねぇ…。Why?当時一番好きだったんだが…。
まぁ気を取り直して読む。
高校入学直前の小学校の同窓会、と言うところから話は始まる。しかし出だしからあいこのじいさんがあれだとか、おんぷもももこも音信不通だとか、クラスメイトの仲良しが険悪だとか相変わらずのダークオーラ満開。ああ、この雰囲気…。まごう事なきおジャ魔女だよ…。
といいつつも話は意外にファーストシーズンののりに近くテレビシリーズの反復という形でお話は進行していく。相変わらず、友情話あり、恋バナあり、でいきなりはづきがクラスでいじめにあったりw他人のお家事情に口出ししたりと当時のどれみそのまんまののりです。
サービスとばかりにテレビシリーズで出てきたキャラや舞台は出てきて、ほんとに同窓会気分ですごく懐かしい。小説で展開するマジカルステージもある意味新鮮だw
とにかくどれみの原作者的な人が書いてるわけだからぶれがない。キャラの個性などもまったくそのまま。異常な安定感。


しかしながらあっちこっちに伏線がちりばめられてる。おんぷはまぁでてくるが、ももこは…。
って、一巻完結じゃないんかい!うれしいやらなんやら。
なんだろう、めずらしくこれといってマイナス指摘が思いつかないな。ああ、あえて言うならアニメで作ってくれや。

おジャ魔女どれみ16 (講談社ラノベ文庫)

おジャ魔女どれみ16 (講談社ラノベ文庫)