ちょい前に買ったレグザブルーレイとレグザを接続するのに当然HDMIを使用している。ZG1との接続に当たっては映像や音声、リンク情報はHDMIで。ダビングするときにはDTCP-IPが必要でLAN接続をしないといけなかった。ZG2からはHDMI一本の接続でこれがいけるようになった。ZG2が来て意気揚々と接続をした。ZG2が来てから特にダビング行為が必要なかったので放置してたが、先日タイムシフト録画していた番組をBDに焼いてって頼まれてやろうとしたら録画気を認識できていないんですよ。
なんでだろー?と思って調べてみたらHDMIの規格が1.4でないとイーサネットの伝送が出来ないんですよ。
アナログ脳だと動画のダビングって言うのはそれこそ絵の光情報を再転送して別な機械で録画しなおすだけの行為だったんだけど、今のデジタル機器ではDTCP-IPと言う謎の規格が出てくるわけなんですね。録画機器なんて長いこと持っていなかった自分にとってこんな規格知らなかったわけで、なんなのこれ?と調べてみたらデジタルコンテンツのダビングをするための規格な訳です。今のデジタルコンテンツはやれコピー不可だとか、コピ10だとかいろいろと訳のわからん制限がいっぱいかかってるんですが、こういう制約を実現するためにコンテンツの移動、コピーなどは全部IPネットワークを介して行われるって事なんですね。コンテンツを暗号化して不正利用を防ぐとか何とか。そのために必ずLANなどのネット接続が必要なわけなのです。うぜ。
で、結論ですがZG2からHDMI接続のみでダビングが可能になったけど、イーサネット転送が可能なHDMI1.4以上(最新1.4a)でないとDTCP-IP接続ができないって事なんですよね。やられましたわ。たかが同じコネクタの線でそこまで仕様が変わっているとは。アナログ脳だとコネクタが同じ=規格も同じだったもので。
ちなみに3Dの映像を転送するのにも1.4以上が必要なんですってね。
と、ここまでWikiとかを見ながら書いてまた気付く。HDMI線の物理的配線構造は最初っから今のバージョンまで変化なんかしてないって。ありゃ?なんだそりゃ。そりゃ言われてみればおかしい。PS3でBD3D規格の3DコンテンツをHDMIケーブルで再生しているけどどう考えても昔のバージョンのHDMIケーブルだけど問題なく再生できている。えー。Wikiさんを見ると「単純にそのケーブルの発売時期に現在の最新規格と対応する試験がなかったために、対応の表記がされていないだけである」とか書かれているじゃないか。あれー。じゃぁケーブルの問題じゃないよね。あー、コネクタが同じ=規格も同じって理屈は正しかったよ。安心。
と言うわけで勉強しながら書いてみたら無駄な出費を抑えられた。ちゃんと勉強しなかったら電気屋に突入し3Kぐらいはたいて「わーいHDMI1.4a買っちゃったよ〜!」って嬉々揚々として帰ってきて接続してみたら「つながらへんやんけ!」って叫ぶところだったよ。