青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

2010

2001年宇宙の旅の続編映画。
前作では人類の進化をテーマにキューブリックの作家性が溢れ出た映像で描かれていた。言わずと知れた大名作。
極めてファンタジックだった前作に比べ今作は非常に無難な作り。キューブリック作品ではないですしね。ただ偉大な親父を持つと苦労する物で、所々で前作の映像が出てきたりメインテーマが「ツァラトゥストラはかく語りき」だったり。しかしメインテーマも演奏が違うためちょっと違和感があったり、1984年という中途半端に作られた内容であるためにスクリーンプレイも正直ショボイ。過去作品の方がずっと質感がるって駄目だろう…。
内容は原作が書かれた当時の世相を反映して米ソの冷戦、一色触発状態の緊張状態かで米ソのクルーが乗った宇宙船内部で、やっぱりもめそうになるがお互い手と手を取り合って頑張ればイイヨネ!だから仲良くね!Byデビッドボウマン。
ラストのハルとのやりとりはちょっと胸熱。とても良いシーンだと思う。ボウマンとの再開も見逃せないよね。ただね、ラストメッセージを言葉にしちゃうのはどうなんだろうねぇ…。たぶん原作通りなんだろうけど。相変わらずモノリスは正体不明だし。終局への旅を読まないとネタバレは無いようですね。


BD番で鑑賞したがグレアノイズがひどくてがっかり画質です。映画自体の安っぽさと合わせてすごくチープな作品なイメージですね。お話自体は無難なんだけどね。


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