青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

ユリ熊嵐

終わった。前半3話までがイクニ臭が強烈に強いイミフ展開だったのが良くなかった。そのあとは不可思議なルールは有れど、普通のファンタジーとして説明もキッチリ語られ綺麗なお話としてまとまっていただけに出だしで多く脱落した人がいるのが残念なところ。最後までキッチリ好きを諦めなかった二人のめでたしめでたしを描き、常にいけにえを求める日本の陰湿な社会の中で未来に希望を持たせる光明が見える素敵なラスト。おとぎ話とよくできています。
お話はともかく、この作品の音的な仕事がとても好きでした。音楽、効果音、特徴的なせりふ回し。すべてが心地よい。細かいところまで配慮が行き届いた丁寧な作りです。現代のメインストリームのアニメファンにはたぶんいろんなインパクトが弱い作品だったと思うけど、大人になったらこういうののほうが落ち着いてていいなぁ、とオッサン発言。油少な目しょうゆ味、みたいな。