青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

幼き記憶

オカルト系記事を読んでて、突然と幼少期の記憶がよみがえってきた。小学校高学年の頃うちはその土地へ新居を建て引っ越した。引っ越した当時、その地区は新興の土地で目の前にはうっそうとした林があり、山に囲まれた、今思えばなんとも立地条件の悪い土地だった。ってこれ書いてて初めてなんであんなとこにうちの親は家建てたんだろ?とマジで思ってしまった。覚えていたら今度会った時に聞いてみたいものだ。今思うと小さい頃うちは貧乏だったしなぁ…。なんてその話は置いておく。まぁそういう場所だった。小学校のころはその林の中でよく遊んだ。秘密基地とか作って。しかし後で判明したんだが、その林には古井戸が有り自分らの秘密基地のほんと真横にそれが有って、なんか危険だとかなんとかで中に入るの禁止されたような記憶がある。なんかそのころの記憶が既に曖昧だな…。でその後はその場所に入れなくなったので横にあった山、って言うか丘。そこに入り浸るようになった。また秘密基地だ。好きだなほんと。丘の上にはうっそうとした森となんかちょっとした団地があったようだ。平屋建ての小さな団地。でもなぜかそっち側には小学校のころにはほとんど立ち入ったころが無いんだよね。家から車が通れる道もちゃんとあり距離にしても200mぐらいしかなく、丘の高さもたかが知れてる。大体同じぐらいの森の方には良く登ってたし。ただなんでかわからないけど、その団地には一回だけ、なんでか知らないけど、知り合いもいないはずなんだけど、遊びに行った記憶が鮮明にあるんだよね。そこで見知らぬ住人に漫画を見せてもらったり、ゲームを遊ばせてもらったりした記憶。今思うとあやふや。なんか別な記憶と結合してるかもしれない。なんかこうやって思い出していると意味が解らないけど、すごい気分がもやもやして吐き気がしてくる。なんだろう…?
まぁ小学校の頃にはほとんどその地区には近づかなかったんだけど、実はその団地のさらに奥。丘の中腹に、白い大きな建物が有ったんです。コンクリートの壁にしっかり囲まれ、今の記憶では入口すらどこにあるかわからない、しかもその壁の上には有刺鉄線。そとから見える白い建物の窓には鉄格子…。うーん。なんか思い出しながらどんどん吐き気がしてくる…。
中学生ぐらいになって知ったと思うんですが、そこは結構昔からある、石見地方西部に唯一存在していた精神病院だったんですよ。隔離病とかしっかりある昔ながらの精神病院。ほんと、今思い出すとホラー映画とかに出てくるまんまwうわ、マジ吐きそうw俺この記憶掘り起こして大丈夫なのかな。当時もなんか窓から白い人影が見えるとか(いや別に営業してる病院だから問題ないんですけどね)、叫び声が聞こえてくるとか(まぁ、場所が場所ですし…)そんな噂を聞いたりして、本能的にか近づかなかったですよ。
今思えばねそんな直近にそんなほとんど街から隔離されたような施設、そのすぐ周りにある今思えばどう考えても底辺住民が住む小さな団地、それらを隠すように存在する国有林の森。さらに思えば山の反対がわにもこれまた貧困層向けの団地が有るわけです。ここが貧困層向けの団地って知ったのはやっぱり大人になってから。ただ当時やっぱりその団地にはあまり近づきませんでした。と、思い出せば出すほどなんか俺の実家ってすっげーやばい場所なんじゃね??って思えてきた…。もしかしたらその辺に近づかなかったのは親がなにか注意してたのかもしれません。自分の記憶に残っていないだけで。今改めて思い出すと、ほんととんでもない立地ですよ…。マジこわ。
そんな記憶を思い出しつつグーグル地図空撮で今の実家周りを見てたんですよ。今その丘の該当地区周りにはバイパスが作られ、すっかり岡周りは開けてるんです。病院も平成に入るかぐらいの時期に転移していたようです。中学2〜3年ぐらいか。全く知りませんでした。自分の記憶ではその病棟は自分がそこに住んでいた、高校出るまでは取り壊しもされず存在していたように記憶しています。たぶん不気味な印象になっているのは、その閉鎖後の記憶も重なっているんでしょうね。ただもう今の空撮から見るとバイパス工事で無くなったように見えます。随分開けたものです。ってこれ書きながらもう一度空撮よく見たけど…。もしかしてまだあるのか…??さらにあからさまにその周りをぐるりと囲んでいた国有林。周りはぜーんぶ開けたのにその森はいまだ何も変わらない…。大体国有林って何のためにあるのかわからない。ただ小学校のころにその国有林の管理者のための小さな小屋、て言うか一応家がその森の真ん中にぽつんと一件だけ立っており、そこに同級生の友達が引っ越してきて住んでいたんですよ。当時は良く家に遊びに行ってゲームとか漫画とかプラモとかそんな遊びをしていた記憶が有ります。でも今思えばこの家も相当不気味…。大体この森が今でも全くその姿を変えず存在する理由が大人心に全くわからない。で、こうやっていろんな事思い出してるうちに、なんか色んな些細な記憶も戻ってきて、記憶が戻れば戻るほどほんとに気味が悪い。今もふと思い出したのだが、その山に入るためのコンクリートで整備された道が有ったんですが、少なくても物心ついた時にはその道は入り口を門で閉鎖されており、道は雑草や倒木で荒れ果てていました。さらに言うと、自分の記憶があいまいなのですがその道、行きつく先に何もなかったんですよ…。道は途中でぷっつり途切れていて、駐車場みたいなものや、施設みたいなもの存在した記憶が無い。ちなみにその森にあった管理小屋ですが、丘の反対側から非舗装の山道があってそっちからは車を含め普通にアクセス可能でした。でもその閉鎖した道と小屋は結構離れておりその小屋のための道とも思えません。当時はその道の周りで秘密基地作ってたなぁ…。なんか小学校に行っている間に弟がそこで遊んでボヤ騒ぎを起こして問題になった記憶が思い出されました。それ以来、そこで遊ぶことは無くなりました。山小屋には行ってましたけどね。
いや、ほんと。なんなんでしょうね、この土地。ちょっと今度帰った時にいろいろ調査してみたくなりましたよ。親友は役所に勤めてるんでたぶんそういう話にも詳しそうだし。ぜひ聞いてみたい。なんかほんと今思えばデンジャーで謎多き場所だなぁと…。もしかしてこの丘、なんか曰くのある場所なのかなぁ、とか。なんかほんと今思うと不思議な記憶だらけです。