青空を目指して2

どこまでも続く日々日常。ゲーム・音楽好きのおっさんの半生。日々日常とちょっとだけ思ったことの日記。

ランチ

昼前にぶらりと散歩に出かける。家の周りの旧商店街で何かランチでもと思いながら歩く。はじめは徒歩10分ぐらいのとこにあるお店に入ろうかと思っていたんだけど、なんかやってなかったか開店前だったのでそのままぶらぶらと。40分ぐらい歩いて、昔からありそうな個人経営の小さなお寿司屋さんを発見。ランチもやってるようだ。意を決して入る。
店内には他の客はいない。大将が相手してくれる。ランチの竹コース1500円。突き出しの3種盛り(卵焼き、鯡(?)の山椒炊き、イカの塩辛)小さな松茸の冷静茶わん蒸し。大ぶりな握りずし4貫(マグロ、サバ、あぶりボタンえび、玉)、鉄火巻(6切れ)、太巻き(3切れ)、鱧の吸い物、アイスコーヒー。なかなかのボリュームで物自体はしっかりとした物ばかり。大将曰く天然ものにこだわっているとのこと。とても上品でどれも美味しかった。味は本格的な和食だった。
大将といろいろ話しながら食べた。昔はこの辺は大変にぎやかな商店街で、すし屋もいっぱいあったけど今や自分とこだけ。この店も自分の代で終わり。最近の人は脂っこい養殖ものばかり求めて本来の魚の味はわかってもらえないとか。なんかそういう寂しい話をいっぱい聞かされた。
自分らやっとこういう店にも入れるようになってきて、そういうときになって見たらもう店は無くなっていってるって言う、あら昨日のピンボールと同じ?でもね、ちょっと忘れないでほしい。自分らは若い時には当然こういう店に入ることは不可能だったわけです。お金無いの。で、文化もないの。だれも教えてくれなかった。少しずつ収入も上がり、いろいろチャレンジをして、やっとこういう店にも気楽に入れるようになったころにはこれなんですよ。責任転嫁するわけじゃないけど、こういうところでご飯を食べ、お金を使い、美味しい物の味を知るって言う学習を誰もしてくれなかったんだよね。教えてくれたのは漫画だけかなw
まぁでも結局自分らもそれを若い世代に伝えることはまだできていない。結局一緒。っていうか風来坊の自分には伝える相手もいないのだがね。
なんていろいろ考えながらちょっと切ないランチでした。でも美味しかったです。
おなかパンパンでまたぶらぶら歩く。帰りにローソンでモンスターでも買って飲もうと思い立ち寄る。みたら暗殺教室の新感があったから一緒に購入。さらにレジで「特製ほたてまん」とか言う肉まんがあったのでつい購入。歩きながら食べる。お腹パンパンだけど。ほのかにホタテの味と香り。確かにホタテマン。でもなんだろう。思ったより皮が厚い。もっと薄皮で餡の味をしっかり楽しめた方がいいのになぁ、とか思いながら食べる。360円もするんだし。美味しいとは思うがもう一歩。帰りに公園でモンスター飲みながら買った漫画を読み切る。日差しが痛いが。軽く腹ごなしの運動もできたし。小一時間も歩くと股関節が痛くなってくる。昨日の疲れも抜けてない。帰って寝るかw