上で書いた次へのテーマ。からくり屋敷で見つけた俺のくすぶる思い。それが「びっくりハウス」の記憶。昔子供時代に数少ない遊園地の記憶の中に刻まれていたアトラクション。割りとその頃はどこにでもあったと思われる。外から見ると小さな家の体裁で、見るからにド派手でエキセントリックでちょっと気持ち悪さを醸し出す外観。しかし完全に閉ざされていて中に何があるか全く想像も出来ないアトラクション。昔の遊園地はフリーパスなどなく全部有料。有限のおこずかい内で厳選しないといけない状況下で、こんな地味で、しかも内容もさっぱり分からないアトラクションに入る余裕は一切ない。しかし心の隅にいつも引っかかっていた。なんか一度は入ってみたい・・・。しかしその思いは成就することはなくいつしか大人になりそんなことはすっかり忘れていた。だが今回からくり屋敷で話をしていて、そういうのあったよねーとふと思い出してしまった。残念ながらひらぱーにはビックリハウスは無い。無いとわかると調べてみたくなる。入ってみたくなる。フリーパスが主流になり財力もある大人の俺には今こそリベンジの時が来た!って感じなのだ。
しかしながら調べてみるとこの課題はなかなか困難であることがわかる。もともとこのビックリハウスというアトラクションは昭和の20年代ぐらいから存在する伝統あるアトラクションのようで俺が知っている形のものは完全に昭和の文化なのだ。残念ながら平成不況の煽りと関西ではエキスポパークでの死亡事故〜閉鎖を皮切りに軒並み遊園地は閉園。すっかり伝統的な遊園地は絶滅危惧種になり新たに大型テーマパークの時代が訪れたのだ。そういうわけで既にビックリハウスが稼動している遊園地自体がもう日本中で片手で数えられる数になっている模様。関西ではどうも一件。愛媛の動物園併設の遊園地にあるとのこと。あとは日本各地に何個か確認できた。しかしこれらの設備もおそらくもうカウントダウンをしている。もう絶滅寸前なのである。絶滅する前に一度は乗っておきたい。
と言うわけで次のテーマが「ビックリハウス」になったわけです。愛媛か恵那峡が現実的だな。個人的には恵那峡かなと思っている。岐阜。片道約3時間。体力勝負だな・・・。